働き方

新卒応援ハローワーク

【新卒応援ハローワーク】

新卒のためのハローワーク。利用対象は、大学院・大学・短大・高専・専修学校の卒業年次(大学は4年生、短大は2年生など)に在学の人、既卒3年以内の卒業生および同システムの支援を希望する高校生および既卒の人となっている。求人情報の公開や仕事探しの相談、各種セミナーなどを行い、新卒の就職を支援する。厚生労働省が運営している。
就職活動

新卒応援ハローワークの意義

新卒者の就職環境が厳しいため

ハローワークの目的は、 国民に安定した雇用機会を確保すること。従って、経済情勢により、内定取り消しや入職時期繰り下げなど、厳しい状況にある新卒者の安定した雇用機会の創出も国の責務と判断している。

通常のハローワークとの違いは?

対象が大学院・大学・短大・高専・専修学校などの学生や、卒業後未就職である人専門

一般のハローワークの求人とかぶる部分もある。しかし新卒応援ハローワークは、新卒を対象とした求人のみを扱っている。新卒は新卒応援ハローワークを利用することによって、よりマッチングの精度が高まるだろう。

新卒用にエントリーシートや履歴書の作成、面接指導も受け付けているため、これらを利用することで、入社試験の対策をすることができる。また、内定取り消しや入職時期繰り下げ通知を受けた場合の特別相談窓口を設置するなど、新卒ならではトラブルや問題への解決窓口を用意している。

新卒応援ハローワークの利用方法とは?

全国の新卒応援ハローワーク窓口で登録をするだけ。利用料は無料。

窓口は全国の新卒応援ハローワークにある。最寄の窓口に出向いて、登録・受付を行うことができる。登録のための予約は不要で、用紙に必要事項を記入すればよい。

手続きが完了すれば、求人検索用のパソコンや書籍などを自由に利用できる。もちろん、実際の求職活動についても随時相談・紹介が受けられる。

どのような服装で行けばいいか

いつも通りの普段着でかまわない。

ただし、新卒応援ハローワークで企業求人に応募した際、「今から面接に来てください」と言われることがあるようだ。その場で応募する考えのある人は、このような場合に備えてリクルートスーツで行った方が良いだろう。

相談窓口は全国どこにあるのか

全国にある。

新卒応援ハローワークは、全国47都道府県に網羅されている。首都圏や大都市では複数件ある場合も。

企業については自分で事前調査することが重要

ハローワークは、求職者を採用すると国から企業に奨励金が支払われる。雇用創出に貢献した報酬というわけだ。ところが、これを悪用する不届き企業が存在する。本当は雇用する気がないのに奨励金目当てで採用活動を行うのだ。

従って、盲目的に活用することは、奨められない。もちろん優良求人もあるので、自分でしっかりと希望企業をチェックしてアクションを起こすことが、採用活動の質を高める上で大切となる。

求職応援ハローワーク http://www.mhlw.go.jp/topics/2010/01/tp0127-2/23.html

新卒応援ハローワークはひとつの選択肢

就職活動といえば、就活サイトに登録してアプローチするのが一般的。ハローワークが新卒向けの就活を支援しているのは意外に知られていないのかもしれません。一つの選択肢として理解しておくと、就職活動の幅が広がって、よりより就職先に巡り合えるかもしれません。

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