働き方

ロジカルシンキング

【ロジカルシンキング】

論理的思考。複雑な事柄を、決められたルールに従って単純化することで誰が見ても分かりやすくし、相手と協調するための思考方法のこと。ロジカルシンキングを行うことで、因果関係を明白に把握したり、問題に対する有効な解決策を打ち出すことが可能になる。ビジネスシーンでも有効なスキルの1つである。
周囲確認型残業

基本の3つの論理パターン

演繹法:前提から結論を導き出す

大前提「人間は動物だ。」
小前提「私は人間だ。」
結論 「私は動物だ。」

帰納法:共通点をもつ事例から因果関係を推理し、一般的原理を導き出す

事例 「カラスAは黒い。カラスBも黒い。カラスCも黒い。」
共通点「カラス・黒い」
結論 「カラスは黒い」

弁証法:多くの人が認める前提から推理する

「正」命題A
「反」命題A以外の全ての命題
「合」全てを包括する命題
例「種が、種でしかなかったら種のままである。種は種じゃないものを取り入れて花になる。種(正)は、水や空気などの要素(反)を取り入れることで花(合)になる。」

ロジカルシンキングを行う際の注意点「MECE ミーシー」

Mutually Exclusive, Collectively Exhaustiveの略で、漏れがなくダブりもないという意味。
例えば、顧客を「20代」「30代」と年齢項目で分けていた中で、「OL」「主婦」というような職業項目を入れてしまうと、「30代の主婦」は「30代」と「主婦」のどちらにも該当するため、重なりが生じてしまう。ロジカルシンキングを行う際に、漏れや重なりがあると正しい結論を導き出すことができないため、常にMECEを意識することが重要となる。

ロジカルシンキングの鍛え方

ロジカルシンキングは後天的なスキルであるため、鍛えれば鍛えるだけ研ぎ澄まされていく。
人に何かを伝えるときに5W1H【When(いつ】,Where(どこで),Who(だれが),What(なにを),Why(なぜ), How(どのようにして)】を用いたり、様々な事例に「なぜ?」と疑問を持つクセをつけることで、ロジカルシンキングは鍛えられる。

反対語【エモーショナルシンキング】

感情的思考のこと。基本的欲求(感情)に従って物事の結論を導き出す思考のこと。

ロジカルシンキングは、ビジネスシーンだけでなく日常生活の中でも活用できるスキルだ。
日ごろからロジカルシンキングを意識することで、他者とのコミュニケーションも円滑になるだろう。

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