働き方

Oターン

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都会から地元へ、地元から都会へ…

Oターンとは、地元から都会に就職して働いたあとに、地元に戻って来た人が、再び都会に出て働くことを指す言葉である。都会から地元にUターンをして、再度ターンして都会に戻る様子が、アルファベットにおける「O」の字を描いているように見えることから名付けられた言葉だ。

不可解な動きにも見えるが、Oターンは都会から地元に移住して、のんびり働くことを目指したが上手く行かなかった人が辿り着く働き方だ。具体的には、田舎にありがちな刺激の少なさや、煩わしい親戚縁者の付き合いに耐え兼ねて、再度都会に戻って働くという仕組みである。理想と現実のギャップに苦しんだ果てに辿り着いた働き方、とでもいうべきだろうか。

Oターンは後戻りがしにくくなる

地元から都会に戻って問題なく働けているならば、Oターンすることにデメリットは無いようにも見える。しかし、一度地元で働くことに失敗してしまうと、再び都会から地元に帰ることに対して、精神的に困難になってしまうという点は事実だ。地元だけではなく田舎そのものを毛嫌いするようになってしまっては、尚のこと故郷で働きにくくなるのは明白である。そのため、Oターンを希望する場合は、移住した先で骨を埋める覚悟が必要となる。

それでも都会に馴染めなかった人は?

ちなみに、Oターンをして都会に戻ったあとに、再度地元に帰ることを指す言葉は、現在のところ存在しない。仮に言葉を作るなら、「O」のアルファベットに1本線を足して、「Pターン」や「9ターン」とでも呼ぶべきだろう。Oターンという言葉ができた経緯を考慮すると、納得のいく言葉である。

もっとも、その域まで達してしまうと、特定の職場を持たず、移動しながら仕事をする人を指す言葉である「ノマドワーカー」が最適かもしれない。

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