働き方

1割の成功企業へ ~スタートアップの成功法~

スタートアップとは、新しいビジネスモデルを開発して、短期間のうちにビジネスを発展させて利益を得ようとする人々の集合体である。

起業や新規事業の失敗率は約90%といわれており、成功までの道のりは険しい状況だ。しかし、そのような中でも見事事業として世に浸透していったスタートアップ起業もあり、一部の会社はすでに大企業として名を轟かせている。

では、成功するスタートアップと失敗するスタートアップの間には、どのような違いがあるのだろうか。

 

【ビジョンの明確化】

まず始めるにあたり、企業のビジョンを具体的に決めることが必要だ。ビジョンがないままでは、ユーザーに商品の魅力が伝わらなかったり、途中で頓挫してったりする可能性が高い。また、ビジョンを明確化することは、同じ事業を展開する他企業との差別化も図ることにもつながる。さらに、複数のメンバーで立ち上げる際には、目指すべき方向を合致させることができる。

 

【ターゲットを定める】

サービスや商品を打ち出す際には、ターゲットを定めることが必要だ。なぜなら、適切なターゲットを定めずサービスをリリースした場合、その商品やサービスをアピールした広告や動画を打ち出しても、その情報は興味のない人にとって目障りなものとなりかねない。

また、競合がひしめき合っている市場であっても、他社との差別化がうまくいっていれば、訴求できるパイが少なくとも、その人たちの心をガッチリつかむことができ、それだけで価値のあるサービスが生み出せる。反対に、訴求できるパイが大きくても、求められてるサービスでなければ受け入れられない。他社との位置、求められているサービスを理解した上でターゲットを決めることが大切。

 

【ローンチするタイミング】

ローンチとは、新しいサービスや商品を世の中に出すことである。世の中には、毎日新しいサービスや商品が次々と出されている。サービスや商品の多くは完璧なものを世に送り出すことが一般的。しかし、完璧さを求め時間をかけすぎたあまり、リリースする時に、似たようなサービスが他社から既に出されていたり、世の中にもう求められていないサービスとなっていたりすることもあるという。そのため、いつローンチするか、世の中の状況を見極めた上であらかじめ計画を立てておくとよいだろう。

 

【質の高いメンバーを集める】

短期間のうちにビジネスを発展させて利益を得ようとするには、モチベーションの高い人材が必要だ。しかし、一般的な求人サイトではどの企業がスタートアップなのかわからないため、探すことができず、質の高い人材を捕まえるチャンスを逃してしまうことも多い。そこで、意識の高いメンバーと出会うことができるかもしれない「場」を紹介しよう。

 

・Wantedly Admin

https://www.wantedly.com/

4140社が利用する採用ツール。「スタートアップから探す学生バイト・インターンの募集情報」では多くの注目のキーワードで探すという項目にスタートアップが組み込まれており、簡単にスタートアップ企業を探すことができるようになっている。

 

・Samurai Startup Island(SSI)

http://www.samurai-startupisland.asia/

スタートアップのためのコワーキングスペース。混率的な業務進行に適した環境の提供やスタートアップに関連するイベント実施、事業会社の協働の機会の創出、海外投資家から資金調達の基盤となる人脈の構築、英語スキルの向上を支援してくれる。

 

・Combinator

https://www.combinator.jp/

スタートアップ向けの仲間集めプラットフォーム。仲間集めをしたい人がプロジェクトへの募集を行い、プロジェクトに興味を持った人とマッチング出来る。自分の求めているプロジェクトを探すことができ、同じモチベーションを持った仲間を見つけることができる。

 

・COLLABO8

http://collabo8.jp/

ビジネスの立ち上げを志す人達に、自分とは違うスキル・能力を持った仲間をレコメンド形式で紹介することで、人と人とのコラボレーションを活発にし、事業立ち上げのためのチーム創りを支援するビジネスギルド・プラットフォーム。

 

土台作りが成功のカギ

近年、大幅なリストラや不祥事、就職難から、大企業の魅力は低下している。さらに、パソコンがあればサービスを作れる環境や、低コストでも起業ができることから、現在若い世代を中心にスタートアップは増加している。しかし、成功する企業は1割と、非常に厳しい状況だ。そのような中で、成功するためには、土台をしっかり作ること必要である。1割の成功を掴むため、まずは土台作りから始めよう。

 

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