
ブラック企業
【ブラック企業】
低賃金、サービス残業、長時間労働、パワハラ、セクハラ、モラハラがはびこる企業は総じてブラック企業と呼ばれる。ブラック企業では劣悪な環境の下、従業員を使い捨てにするような行為を平然と行っている。人員を確保するため、採用のハードルは低く、離職率は高い傾向にある。
一般的に認識されているブラック企業では、不当に長い労働を強いられた挙句、評価もされず、労働時間に見合った賃金すら貰えることも少ない。肉体と精神ともに疲弊し、患いやめていく人もいる。その一方で、いまだにやめられず悩んでいる人も存在している。
公的に事件になったケースも存在し、裁判を起こされ敗訴した企業も幾つかある。今ではブラック企業大賞という不名誉な賞も設立されるほど社会問題になっているのは確かだ。
ブラック企業大賞がブラック企業を見極める指標
長時間労働
セクハラ・パワハラ
いじめ
長時間過密労働
低賃金
コンプライアンス違反
育休・産休などの制度の不備
労組への敵対度
派遣差別
派遣依存度
残業代未払い(求人票でウソ)
ブラック企業と認定された企業の業種は様々であり、飲食業界から販売業、製造業、そして教育現場にまでも広まっている。
労働者を守る形でブラック企業のガイドラインは作られたが、逆にこれを利用し、労働の割り振り一つで、すぐに「ブラック企業だ」と騒ぎ出す従業員がいることも否めない。本当にその企業がブラック企業か否かを見極めるラインは極めて曖昧である。