働き方

不労所得

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働かなくてもお金が貰える仕組み

不労所得とは、その名の通り労働を必要とせずに得られる所得のことである。

言わば「放っておいてもお金が貰える仕組み」であり、代表的なものとして、アパートの家賃収入、印税収入、株の配当などが不労所得に該当する。このほかにも、ブログの広告収入や年金収入も、働かずにお金が貰える不労所得だ。

一般的な労働者は雇い主に時間を拘束され、働いた時間に対する対価として収入(勤労所得)を得ている。時間的な拘束もなく収入を得られる不労所得は、そんな勤労所得とは対極的な存在だ。身を粉にして働いている人から見れば、夢のようなシステムと言えるだろう。

不労所得を得るには入念な準備が必要

ただし、働く必要はなくても、自然に収入が増える仕組みを自らの手で作らなければ、不労所得を得ることはできない。例えば、家賃収入を得たい場合は、アパートやマンションを所有して、住人に家賃を払ってもらう必要がある。本やCDの印税収入が欲しい場合は、収入の基となる書籍や楽曲の権利を、自身で所有しなければならない。

また、ブログやサイトを運営して広告収入を得るためにも、ブログやサイトの閲覧者を増やす施策が不可欠だ。そのため、働いていないように見えても、裏で絶え間ない労力を必要とする場合は、不労所得とは呼ばないこともある。

確実に儲かる不労所得は存在しない

不労所得の中には、不動産や株式投資のように準備に費用を要するものも数多く存在する。これらは、絶対に儲かるという方法がなく、資金だけを失って、結果的に大きく損をすることもしばしばだ。ある種のギャンブルである言っても過言ではないだろう。

また、サイト運営のように、費用を必要としない不労所得もあるが、思うように稼ぐことができず、無駄に時間だけを浪費してしまうことも少なくない。このように不労所得とは、楽をしてお金が儲かるという仕組みではなく、実際にはある程度のリスクが伴うのである。

最後に、お金とは人に価値を提供して初めて得られるものである、という点を留意しておこう。勤労所得にせよ不労所得せよ、誰かに価値を提供できなければ、収入を得ることはできないのだ。

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