働き方

ワーク・エンゲージメント

ワーク・エンゲージメントとワーカホリックの違い

「ワーク・エンゲージメント」と「ワーカホリック」は、互いに重労働という面で共通点を持っている。しかし、この2つは気持ちの面において大きな違いがある。

以下の表に「ワーク・エンゲージメント」と「ワーカホリック」の違いをまとめてみた。

 

【ワーク・エンゲージメントとワーカホリックの違い】

workengagement

 

このように、「ワーク・エンゲージメント」は仕事に対して、ポジティブな考えを持っている。しかし「ワーカホリック」は働いていないと罪悪感や、仕事をやらされているという気持ちを抱く。また、心身に負担がかかったとき「ワーカホリック」は、仕事の満足度が下がるが、「ワーク・エンゲージメント」は仕事の満足度は下がることなく、高まったという結果も出ている。

どちらも一見、熱心に仕事をしているように見えるため、会社はこの2つの違いを見出すのは難しい。身体の健康だけではなく、心の健康にも目を向けていくことが必要になるだろう。

 

ワーク・エンゲージメントを身につけるために

【自信をつける】

仕事に対する不安や心配のひとつに、スキルや経験不足があげられる。資格を取得したり、仕事を多くこなすことによって、それが自信へと変わっていく。また仕事に対するモチベーションの向上にもなる。「私はできる!」「私はやれる!」と言葉にするのも、ひとつの手段。

 

【逃げないストレス解消法】

「ワーカホリック」は仕事を忘れようと、お酒やギャンブルに行くことがあるかもしれない。それもひとつのストレス解消方法となるが、根本的な問題の解決にはならない。問題を解決することによってストレスが軽減される方法ととることがおススメだ。

 

【モデルケースを見つける】

上司や先輩など身近な人物を、自分の目標とする。その目標人物のようになるには何をすればいいのか、自ずと仕事への活力となるだろう。またその人の努力がどのように結果に反映しているのかも知ることができるため、自分の学びとなる。

 

ほめてワーク・エンゲージメント力アップ

仕事は上司や同僚など周りの人と関わって行われる。「ワーク・エンゲージメント」を持って働くことができるかは、職場の環境が重要だ。「ワーク・エンゲージメント」は仕事に対してポジティブな姿勢を持っているため、それを引き出すには「ほめる」ことが有効だ。

 

【やる気を引き出すほめ方】

1. 結果をほめる

結果を適切に評価し、細かく具体的にほめる。結果がでたら、すぐほめることが大切だ。

2. 仕事の過程をほめる

上司が自分を見てくれていたという証になるため、ほめられた側に安心感を与え、結果への意欲を生み出す。

3. 喜ぶ

業績目標を達成した際に、上司が喜んでくれることで自分の喜びとなる。喜ぶときには「嬉しい」などの感情言葉を使うとよい。

 

「ワーク・エンゲージメント」を高めることは、会社にとっても、個人にとっても仕事への意欲を活性化することに

つながると考えられる。

 

 

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