インタビュー

学生の可能性を限界まで加速するエクスターンシップとは

投稿日:2015年12月8日 / by

日本初導入の究極の人材育成

ワークスアプリケーションズ(後編)

インターンシップの概念を超越する「インターンシップ」で学生を「発掘」するワークスアプリケーションズ。後編では、その先となる「エクスターンシップ」の実態に迫る。人材投資にトコトンこだわる同社が、究極のさらに上をいく人材育成の手段として新たに開始した「エクスターンシップ」とは一体、どんなものなのか。その目的とは…。

鶴田・森田

なぜエクスターンシップが導入されたのか

学生にとって、同社のインターンシップは、それだけでも相当にハードでやりごたえ十分だ。だが、同社のあくなき人材へのこだわりは、これだけに留まらない。なんと、このさらに上をいく“挑戦”が、このほど新たにスタートする。それが「エクスターンシップ」だ。エクスターンシップは、社外研修といった位置づけで、ロースク-ルなどでは取り入れられているが、実際のビジネスで行われている事例はない。

森田「このエクスターンシップを始めた理由は、インターンシップで培った能力にさらに磨きをかけるため、よりリアルなビジネスの場に挑んでほしいという思いがあったからです。“顧客に価値を提供する”とはどういうことなのか、顧客自身も気づいていない問題を発見して解決へ導くことはできるのか。卒業して就職してからではなく、社会に出る前だからこそ、ビジネスの本質を知ることに重要な意味がある。さらに、こうした取り組みが他にないのなら自分たちが前例になればいい、との考えから、10月からスタートしています」とエクスターンシップを担当する森田剛史氏は、経緯を明かす。

本物に触れ、自分や社会と向き合う

一口にエクスターンシップといっても、学生がまさにゼロから1を立ち上げる案件に取り組むため、応じてくれる企業を探すだけでも困難だ。かつ、趣旨に賛同し、若いイノベーター型人材を一緒に育てていきたいとの意欲のある存在が必要だった。同社でも担当者が何十件と企業を回り、なんとかNPO法人3社の合意を取り付け、実現の運びとなった。

「エクスターンシップでは、最低限のことはフォローしますが、基本は学生が中心。クライアントへのヒアリングからアウトプットまでのすべてを彼ら自身でやりきることに価値がある。だから、正直なところ、実際にどんなものができあがるのかは、分からないんですよ」と森田氏は、告白する。

超難関のインターンシップを通過した精鋭のみのチーム編成とはいえ、本物のビジネスとなるだけに妥協は許されない。まさに、学生にとっては究極の実務研修となる。

エクスターンシップの様子

「私どものインターン、エクスターンの実施目的はあくまで、“自分の頭で深く、かつ論理的に考え、未来を実現する力”を伸ばすこと。そこに学歴やスキルは関係ありません。また、これは、業界や職種、さらに国境関係なく、世界で活躍するビジネスパーソンに必要とされる基礎能力です。専門性は後からでも習得できるし、その基盤があってこそ活かせるもの。だから、まずはその能力を高めることが重要なのです。それさえ伴わないのに、単に向き不向きや興味関心だけで、自分の可能性を狭めてしまっているのが、今の日本の学生の現状。それは非常に残念なことだと思うのです」と森田氏は明かす。

人材の世界標準、クリティカルワーカーとは

大学生の就職後3年の離職が最新のデータでも3割を超えることが報告されるなど、企業と学生のミスマッチは相変わらず深刻だが、その元凶を見抜き、必要な人材を能動的に「発掘」する同社にはまるで無縁のトピックといえるだろう。これからの時代、どこへ行っても通用し、必要とされる人材、クリティカルワーカー。その資質とはどんなものなのか。最後にそれを聞いてみた。

「与えられたことに満足せず、むしろ自由な環境で、奇抜とも思えるアイデアを実現することを好む人。加えて、どんなに難しかろうが何であっても、前向きにとらえて楽しむポジティブさが重要ですね」。

我こそは、と思うなら、まずは同社のインターンシップにチャレンジし、自分と向きあってみるといいだろう。


【会社概要】
ERPパッケージシェアNo.1のCOMPANY   ワークスアプリケーションズ社名:株式会社ワークスアプリケーションズ
設立:1996年7月
企業理念:日本企業の情報投資効率(ROI)を世界レベルへ クリティカルワーカーに活躍の場を
代表者:
代表取締役最高経営責任者 牧野 正幸
代表取締役最高執行責任者 阿部 孝司
代表取締役最高技術責任者 石川 芳郎
資本金:3,626,506千円
従業員数:3,872名(連結)※2015年6月末時点
所在地:東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル19階
事業内容:大手企業向けERPパッケージソフト「COMPANY」および「HUE」の開発・販売・コンサルティング
国内事業所:東京、大阪、名古屋、広島、福岡
海外拠点:ニューヨーク、ロサンゼルス、シンガポール、上海、インド

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