働き方

行政書士は書類作成のスペシャリスト

投稿日:2014年6月20日 / by

行政書士合格は独学では難しい?

行政書士試験研究センターは、平成25年度の行政書士試験の合格率が10.10%だったことを発表した。しかし実は、この合格率はここ数年の行政書士試験の中では高いほうだ。例えば平成22年の合格率は6.60%と発表されている。行政書士の資格取得には、通信講座、独学、専門学校、予備校などがあるが、この合格率から見ると受験者が独学で勉強し、資格を取得するのは厳しいと言える。また行政書士についての詳しい内容は、「行政書士の資格ってどんなの?」を読んでほしい。

行政書士試験の内容

行政書士試験の問題は、大きく「行政書士の業務に関し必要な法令等」、「行政書士の業務に関連する一般知識等」の2つの分野に分けられている。

その中で「行政書士の業務に関し必要な法令等」からは、憲法、行政法、民法、商法、基礎法学などの科目が、「行政書士の業務に関連する一般知識等」は、政治・経済・社会、情報通信・個人情報保護、文章理解などの科目が出題されるという形だ。行政法や民法など、とくに出題数が多いとされる科目もあり、事前の情報収集による重点的な勉強が必須となっている。

試験形式

行政書士の試験形式は、3パターンだ。

五肢択一式

5つの選択肢から1つだけ答えを選ぶのが五肢択一だ。点数は、1問につき4点。

記述式

問題に対し、40字程度の記述式で解答する。記述式なだけに1問の得点は高く、20点となっている。

多肢選択式

4つの空欄に選択肢(20個)の中から適切な語句を選ぶ形式となっている。1問につき8点。

どの科目でどの試験形式がとられるかは事前に把握することができるため、スクールや通信講座で勉強する場合は、それに沿った流れで知識を付けていくことができるはずだ。

行政書士試験のスケジュール

行政書士の試験は、年に1回11月に行われる予定になっている。合格発表までの流れを具体的に見てみると、まず行政書士試験の公示が行われる。ここで、試験日や合格発表日などの日程が確定として公示され、受験会場はこの日に初めて発表される。

そして受験申込受付が開始され、受験希望者はインターネットか郵送で申し込みをすることができる。インターネットの場合は、一般財団法人行政書士試験研究センターのホームページから出願画面に必要情報を入力することで申し込みを行う。郵送の場合は、各都道府県で配布される封筒と受験願書を簡易書留郵便で郵送することで申し込みを行う。

次に、申し込みが完了したら受験前に受験票が交付される。これには、受験番号や受験会場などが記載されており、試験当日には必ず必要なものとなっている。

この受験票を持参して受験する行政書士試験だが、13時~16時までの3時間で試験が行われ、長丁場となる。そのため、どのような時間配分で試験に臨むかということを、事前にしっかりと考えておかなければ集中力は途切れてしまうだろう。

最後の合格発表だが、例年1月下旬に行われるため、試験日の翌年となる。発表方法としては、合格者の受験番号が一般財団法人行政書士試験研究センター事務所の掲示板に公示される形となる。また、センター事務局へ直接足を運べない人のために、インターネットでの発表も行われ、行政書士試験研究センターのホームページに受験番号が登載されるため、受験者はどこからでも結果を確認することができる。

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