働き方

ファイナンシャルプランナー(FP)は家計のプロ

投稿日:2015年6月11日 / by

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生活に関する資産運用の国家資格であるファイナンシャルプランナー(以下FP)とは、我々の夢や目標に対して資金計画を立て、経済的な側面から実現に導くという役割を持っている。結婚やマイホーム購入、老後のセカンドライフなど人が生きる上でお金が関わる場面は多々あるが、それらに対して専門的な立場から適切な助言ができる『生活設計のアドバイザー』である。

税理士や社会保険労務士などの各分野の専門家とのネットワークも幅広く、相談された内容によってはこれらのエキスパート達と共に問題解決に取り組むこともFPの大きな特徴と言えるだろう。綿密なライフプランを設計するうえでは欠かせない存在だ。

また、FPが把握しておくべき金融、税制、不動産、住宅ローン、生命保険、年金制度などの情報は世界情勢や法改正などに伴って常に変化している。資格を取得した後でも知識をアップデートしていくことが欠かせない。

試験形式

3級FP技能検定・2級FP技能検定の出題形式と合格基準は以下の通りである。FP技能検定を実施しているのは「日本FP協会」と「金融財政事情研究会」という2つの団体があり、実施団体によって実技試験の科目が違う。

3級 学科 筆記(マークシート形式)60問 120分 36点以上(60点満点)
実技 筆記(マークシート形式)20問 60分  60点以上(100点満点)
2級 学科 筆記(マークシート形式)60問 120分 36点以上(60点満点)
実技 筆記(記述式)     40問 90分  60点以上(100点満点)

実技試験内容

「日本FP協会」
資産設計提案業務(2級・3級)

「金融財政事情研究会」
資産相談業務(2級・3級)
個人資産相談業務(2級・3級)
中小事業主資産相談業務(2級)
生保顧客資産相談業務(2級)
損保顧客資産相談業務(2級)
保険顧客資産相談業務(2級)
※いずれか1つを選択。

筆記試験はマークシート形式だが、実技試験は記述による解答方式となっている。実技は当然FPとしての実践的な知識が問われる試験であるが、実務経験が無くてもファイナンシャル・プランニングの知識が備わっていれば十分に回答可能である。

試験日程

「日本FP協会」と「金融財政事情研究会」のいずれも1月・5月・9月の4か月置きに試験が行われている。

FPの仕事とは

自ら事務所を開業し活動する独立系FPは、多くの人のライフプラン相談を業務とするのはもちろんのこと、知識や経験を活かして講演やセミナーを行ったり、雑誌や新聞などへの寄稿などを生業とする人も少なくない。

個人で独立をする以外にも、保険会社や金融機関といった企業に所属し「社内FP」としてそれぞれの仕事内容に合わせたプランニングを行うことが出来るのもFPの大きな魅力だ。例えば銀行に所属しているFPならば、プランナーの知識と資産運用や税金の知識を組み合わせ、年金相談やセカンドライフ設計など高齢化に即したテーマで相談業務を請け負う事も可能だ。FPは、独立や就業など様々な働き方が選べる資格である。

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