働き方

TOEICってどんなの?

投稿日:2015年2月26日 / by

TOEICの平均スコアは?

TOEICは、英語でのコミュニケーション能力を測定するためのテスト。級に分かれていたり合否が存在したりするわけではなく、受験者共通の試験問題があり、その中で10点から990点までの点数が存在する。TOEICの平均スコアは、TOEICの公式ホームページで確認することができる。2015年1月に行われたテストを見てみると、受験者数97402人に対して平均スコアは573.3点。公式ホームページでは最高スコアや最低スコアも公開されており、どちらも定められた10点、あるいは990点が出ている。

TOEICはどれくらいのスコアが取れればいいの?

TOEICは、何点までとれればどれくらいのことができるのか、ということが目安として定められている。例えば、最高レベルの900~990点を取れる場合は、

・自分の専門分野の高度な専門書を読んで理解できる
・英語を話す人たちが行っている最近の出来事・事件についての議論を聞いて内容を理解することができる

という具合。本格的に英語を勉強する場合に、900点以上を取ることを目標にする人は多い。それは900点以上を取ることで、日常でもビジネスでも英語で苦労することはないと周囲に高く評価してもらえるからなのだ。ある意味、900点がひとつの基準になっていると言える。

TOEICでどれくらいのスコアを取ればビジネスで役立つの?

では一般的にビジネスシーンにおいて、求められるTOEICスコアはどれくらいだろうか。TOEIC公式ホームページでは、「企業が期待するTOEICスコアとビジネスパーソンの平均スコア」が公開されている。

例えば、企業が新入社員に期待するスコアは、465~670点。つまり学生がエントリーシートに書くべきは、TOEIC465点以上の場合ということになる。もしも670点以上の場合は、とくに評価されるだろう。

では、仕事で日常的に英語を使う場合はどうだろうか。例えば海外赴任をする社員に対して企業が期待するスコアは、605~785点となっている。意外なのは、海外赴任をする社員よりも国際部門にいる社員のほうが期待するスコアが高い点。こちらは、660~840点となっている。

海外赴任の場合は、現地に通訳がいたり、仕事でとくに英語を使わなかったりすることもある。また、渡航前に英語を勉強しなくても、現地で暮らすうちに自然と身につくという期待値もあるのだろう。

逆に国際部門の場合は、メールや電話などで日常的にビジネス英語を使う機会が多い。海外に住むわけではなく自然と身につくとは考えにくいため、もともと英語を話せる人、英語を勉強するのが苦でない人でなければいけないのだ。

このように、もしも海外に関わる仕事をしたいのであれば、最低でも600点以上は必須であると考えた方がよいだろう。

日本企業が社員の英語力向上を進めている

2012年のこと、楽天は突如「英語を社内の公用語にする」と発表した。大きな話題となったため、覚えている人は多いだろう。壮大な話に聞こえるが、楽天は実際に社員のTOEICの平均点を大幅に向上させている。

なんと、構想立ち上げ時の2010年と比べて、2014年には社員のTOEIC平均スコアは262点上昇したのだ。さらに800点以上のスコアを持つ社員は全体の6割にものぼっている。

他にも、ソフトバンクではTOEICの点数が800点を超えた社員には、30万円を支給、900点を超えた社員には、100万円を支給すると発表している。800点に満たない場合でも、点数次第では、英語勉強のためのサポートを提供するという。

インセンティブがあれば、ポジティブな気持ちで英語の勉強に取り組むことができるだろう。ましてや、100万円だ。英語を身に付けることができて、かつ100万円が手に入ると擦れば、取り組まない手はないだろう。

英語の能力を人に伝えるにはTOEICが最適

TOEICで900点をとっても、英会話ができるとは限らない。その逆もしかりで、英会話ができるからTOEICで高得点を取れるとは限らない。

では、どうしてTOEICを受験する人が多いのか。大きな理由は2点だ。ひとつは、ビジネス英語を学べるから。海外と関わり合いを持って仕事をしていても、英会話が必要とは限らない。つまり、メールや文書の英語を理解すること、あるいは自分が書くことができればそれで十分に仕事は成り立つ。その場合にはTOEICを勉強することで得られるスキルは、大きな効果を発揮するのだ。

二つ目は、TOEICのスコアを伝えることは、自分の英語のスキルをもっとも効率よく伝える手段であるから。相手は企業でも、友達でも、上司でもいいが、例えばTOEIC900点以上と言えば、多くの人にその英語レベルが並大抵のものではないと理解してもらうことができるはずだ。

以前であれば「あなたの英語レベルはどれくらいですか?」という質問に対して「日常会話程度なら」という答えがスタンダードなものだった。しかし、「日常会話程度」というのは人によって想定するレベルが大きく違う場合がある。

その点、「TOEIC900点です」と答えれば、英語のレベルは前述したその点数の目安、例えば900点であれば、

・自分の専門分野の高度な専門書を読んで理解できる
・英語を話す人たちが行っている最近の出来事・事件についての議論を聞いて内容を理解することができる

というようなレベルまで到達しているのだと、客観的事実として認識してもらうことができる。多くの人がTOEICを受験するのには、このように明確な理由があるのだ。

TOEICの受験者数は、年々増加傾向にある。今後も英語のスキルを証明するには、もっとも効果的なテストであり続けると考えられる。もしも英語のスキルを尋ねられたときのために、コツコツとTOEICの勉強をしてみてはいかがだろうか。

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