時短!手間短!情報収集のメソッド
『情弱』にならないために最低限やるべきこと
『情弱』は恥
もともとは地方部と都市部で生まれる放送、通信のサービスの差により生まれる情報量の格差を指していたものだが、最近では、情報技術を使いこなせる者と使いこなせない者の間に生まれる情報格差にもこの言葉が使われる。この言葉を略した「情弱」という言葉は、ネットスラングとしても流行。ネット世代の若者にとって情報に疎い者は卑下の対象になっているのだ。
ここ数十年のネットの普及により人々が目にする情報量は格段に上がった。さらに近年のスマートフォンの急速的な普及により情報の供給が需要を上回って飽和状態だ。
どの場所に住んでいてもインターネット環境さえあれば誰でも平等な情報量を得ることができる時代になった。その一方、ツールを使いこなせるかそうでないかで各々の情報量の差が生まれている現状がある。また、ネットでは誰もが情報を発信することが可能なため、真実が曖昧な情報も数多転がっている。
それらを上手くかわし、有効な情報を効率的に取捨選択する能力が求められている。また、情報収集に多くの時間を割き、限りある人生の大切な時間を浪費することも避けたい。
そこで、インターネットという情報の海で溺れてしまわないか不安なあなたに、いくつかの簡単な方法をご紹介したい。
情報の波から逃れる”浮き輪”として活用して頂ければと思う。
四方八方に情報を吸い取る根を巡らせ、一本にまとめる幹を作る
1、「RSS」を活用して信頼できる情報源を増やす
RSSとはニュースやブログなどの更新情報を簡単にまとめて配信してくれるサービスのことである。RSSに自分のお気に入りのサイトやブログを登録しておくことで各々のページをいちいち訪問することなく最新情報だけまとめて見ることができ、これだけで相当な時間の短縮ができる。
さらにリーダーを活用することにより見やすいレイアウトで効率的にチェックすることができる。デザイン性を売りにしているものや、シンプルさを追求しているものなど各々に個性はあるが、自分が一番使いやすいRSSリーダーを見つけて欲しい。多くのユーザーを抱えている人気のリーダーはFeedly、Feedspot、The Old Reader、Livedoor Readerなど。
自分が少しでも気になる情報を配信してくれるサイトがあったらとりあえずRSSに登録しておくことをオススメする。
2、思いがけない情報と出会う「キュレーターアプリ」
たまにはいつもとは違う方面に触覚をのばすことも大切。思いがけない新しい出会いがあるかもしれない。情報源を一カ所に縛らず、複数を併用していく方がより正確な流行が掴める。そんな時に役立つのが自分の検索履歴や以前に読んだ記事から新たにあなたが興味を持ちそうな他の記事を紹介してくれる「キュレーターアプリ」。RSSの他に、こういった自由度の高い情報源も確保しておくのがよいだろう。オススメはSmartNews、Gunosy、Flipboard、Antenna、vingowなど。
常に「育てていく」ことも大事
使っていくうちに自分が一番やりやすい方法が分かってくる。また興味や趣味も日々変わってくるだろう。まずは、上記のような方法を試して、その都度自分の好みにカスタマイズしていくことでより情報収集の精度が上がっていく。
あまりに情報源が多すぎるとチェックするのに多大な時間を要してしまう上に、本当に必要な情報を見落とす結果になってしまうので、自分に合った量を見極めることが重要。また、毎日必ずチェックするもの、時間があるときに見るものなど自分なりにカテゴリ分けするのも一つの良い方法だ。
Evernoteで「無限の引き出し」をつくる
有益な情報は集めっぱなしにするのではなく、コンパクトに収納し、いつでも必要な時に取り出せるように整理してしまわなくてはいけない。いざという時その情報を活用できなければ意味がないからだ。あくまで情報は情報でしかないことを忘れてはならない。
集めた情報をどう管理、収納するかが情報を本当に活用するためには大切なポイントとなる。
そのためにはメモ・ノートアプリが有益だ。中でも「Evernote」は大変優秀なメモアプリである。
クラウドサービスでネットが繋がっていればどの端末からでもノートをチェックでき、更新が可能。テキストはもちろん、写真、音声、動画、位置情報などが保存できる。
ユーザー数が圧倒的に多いので、派生アプリも多数リリースされており、それらを利用すれば自由に機能を拡張することができる。ブラウザに「Evernote web クリッパー」の拡張機能をつければワンクリックでウェブページを保存することが可能だ。
中でも注目したいのが「タグ機能」。ノートにタグをいくつでも付けることができ、複数の似た記事を紐づけることができる。タグ機能をフル活用することによって、多くの記事を多方面から分類することが可能になる。
また、検索機能を使えばよりダイレクトに自分の知りたい情報を引き出せるだろう。
残したい情報のジャンルによって方法を変えるのも一つのやり方である。
情報を情報で終わらせない
効率的な情報収集の方法について以上で述べてきたが、何のために情報を得ることが必要なのかを忘れてはならない。きちんと目的意識を持つこと、新しい知識を得て自分がそれをどう感じたか、どのような場面でそれを生かしたいのか考え、見極めることが大切である。
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