働き方

ドローンが変える日本の夏の夜の風物詩

投稿日:2017年6月23日 / by

ドローン300機による超ハイテク“デジタル花火”が日本初上陸

花火にまでデジタル化の波が到来!? ハウステンボス(株)およびインテル株式会社、株式会社 hapi-robo stは、ドローンによる幻想的なライトショー「Intel Shooting Starドローン・ライトショー」を「ハウステンボス」(長崎県佐世保市)で開催することを発表した。日本初開催。期間は2017年7月22日~8月5日。

左から富田社長、澤田ハウステンボス社長、江田麻季子インテル社長、アニール・ナンデュリインテルコーポレーション副社長

日本初上陸となる同ショーは、ドローン300機が編隊飛行し、内蔵の40億色LEDライトを変色させながら夜空を彩る異次元級のエンターテイメント。あのIntelがドローンを進化させ、空中ショーを可能にする仕様とし、最大で500機の編隊飛行を可能にするテクノロジーの開発で、プログラム制御によるPC一台でのドローンのシンクロ飛行を実現した。

自らの「ドローンでの夢」として、同ショーの日本開催に尽力したhapi-robo stの富田直美社長は、その思いを興奮ぎみに次のように明かした。

「ハウステンボスは、これまでにロボットメインのホテルや日本初の夜間ドローンレース開催など、進化するテクノロジーを使って新サービスやイベントを創出している。ドローンによる編隊飛行は本当は自分で開発するつもりだったが、非常に難しい。それをインテルが実現したことで、こういう形になった。世界最高水準のドローンによるデジタル花火でお客様にナンバーワン、オンリーワンを提供したい」。

ドローンへの思いを熱く語るhapi-robo st富田社長

同ショーは、米・ディズニーワールドやスーパーボウルのハーフタイムショーで開催されるなど、これまでに世界中の観衆を魅了している。日本初となるハウステンボスでのショーでは、その演出をハウステンボスとhapi-robo stが行い、独自の内容となる。

リアルとデジタルの前代未聞の花火競演も実現

さらに初日(7月22日)と最終日(8月5日)は、ホンモノの花火大会と同時開催で、リアルとデジタルの“花火”競演という、前代未聞の花火ショーが実現する。両日の佐世保海上の真夏の夜空は、誰も見たことのない、光と火薬の華麗で幻想的なエンターテイメントで彩られる。

ロボットがスタッフの「変なホテル」で、テクノロジーと人の関係の次のステージを分かりやすく示したハウステンボス。その他にもセグウェイやVRなど、最先端のテクノロジーを積極的に取りこんできた。今回のショーでは、テクノロジーとは無縁と思われた花火の進化にチャレンジだ。「テクノロジーはあくまでも人を幸せにするもの」と力説する富田社長。その言葉には、技術の進化や機械が人の仕事を奪うというネガティブな発想はみじんもない。

最新テクノロジーだからできる最高のエンターテイメント。HIS創業者の澤田秀雄氏によりV字回復を果たしたハウステンボスは、常識に捉われることなく、まさにピンチをことごとくチャンスに変え、復活を遂げた。機械やAIが人の仕事を奪う。そうしたことに頭を悩ます時間があるなら、それを最大限に活用する手段を考える。止まることを知らないハウステンボス躍進の足跡には、どんな状況でも明るい未来をつくりだすノウハウが凝縮されている。

読み物コンテンツ

働き方白書について
仕事相談室について
極楽仕事術について
三者三様について
戦略的転職について
用語集について