働き方

パート・バイトにもスカウトの時代が到来!?

投稿日:2017年1月31日 / by 瓦版編集部

スタンバイにスカウト機能を搭載

パート・バイトもついにスカウトの時代へ。非正規雇用、とりわけパート・アルバイトは、求職者が応募するのが一般的だ。だが、有効求人倍率が1.43倍(2016年12月:厚労省発表)と高水準をキープする中、企業は人手不足にあえいでいる。そうした中、(株)ビズリーチが2017年1月31日、地図で仕事が探せるアプリ「スタンバイ」にスカウト機能を搭載。パート人材のスカウト採用を可能にした。

スタンバイカンパニー調べ

スタンバイカンパニー調べ

スカウト機能は、正規雇用の求人では珍しくないが、パートでは例がない。そもそも、キャリアをそれほど重視せず、文字通り「人手」として、補充するからだ。だが、業種によっては人手不足が深刻で、閉店や事業縮小を余儀なくされる事例もあるなど、座しているだけでは死を待つのみ、という厳しい現状が横たわる。

スタンバイカンパニーが実施したアンケート調査(107事業者)では、パート・バイト募集で十分な採用数を確保できているかに対し、69%が「足りない」と回答。その結果、「給料を上げた」、「福利厚生・イベントを充実させた」の他、「一部店舗の閉鎖や事業縮小をした」、「営業時間を短縮した」という事態になったという。もはや、求人広告による受けの求人では間に合わないのが現状なのだ。

非正規スカウト時代で人材獲得競争が激化&深化

スカウト機能は、こうした現状を打破する一つの突破口として期待される。実際、同社が実施したアンケート(232事業者)では、8割がスカウト機能活用に前向きという結果が出ている。もっとも、スカウトといっても、あくまでパート・バイトなので、登録情報はベーシックなもの。これまで経験した仕事、現状の給与、希望給与、性別、生年月日、名前、写真などだ。

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この情報に基づき、企業・店舗は、気になった人材を「スカウト」する。従来なら、こうした情報で求職者が応募していたものが、スカウト待ちになることで、自身では想定していないような思わぬ業種からの採用アプローチにつながる可能性もある。その意味で、この仕組みが拡がっていけば求職者の新たな可能性を発掘するなどで、求人市場の最適化に貢献することにもなるかもしれない。

折しも、同一労働同一賃金の議論が行われているご時世だ。底辺に見られがちだったパート・アルバイトにとって、スカウトは人材としての価値を見直すきっかけにつながるだろう。仕事を諦めていたようなシニア層や自分の価値を把握できていない人材にとっても、自身の市場価値を知るためのツールとして活用すれば、一歩を踏み出すいい動機づけになるだろう。

スカウト機能で面接が決まれば、スタンバイが2016年11月にリリースした「チャット動画機能」で、すぐに日程の予約もできる。タイミングあえば、即座に動画面接→採用という展開もあるだろう。採用分野は昨今、ITの力で、格段に利便性が高まっている。この潮流は、単に利便性向上に留まらず、それぞれの人材が持つ可能性を開拓することと連動し比例し、人材獲得競争の激化と深化を加速させそうだ。

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