働き方

複業にトライ!そう思ったらまずチェックすべき応募前の5つのポイント

投稿日:2017年2月1日 / by

複業時代をスマートに乗りこなすために押えるべきポイント

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複業時代が一気に加速している。サイボウズが複業採用を開始したのを皮切りに、複業ワーカーを含むフリーランスを支援する協会が誕生。サイバーエージェントの連結子会社サイバー・バズも副業採用をスタートした。もはや止まらないパラレルに働く複業化の波。興味津々のビジネスパーソンも少なくないハズだ。この流れに乗るために必要は資質とはなにか。慎重に探ってみる。

副業と複業の違い

まず改めて確認しておかねばならいことがある。副業と複業は似て非なるものということだ。副業は、正社員が、就業後や土日に収入得ること。ブログやアフィリエイトに代表されるように片手間感が強い。一方、複業は、例えばA社とB社の2社と契約し、業務を行うこと。まさに複数社間をスキルを武器にパラレルに渡り歩くワークスタイルだ。

このことからある程度、複業に適性な人材像が浮かび上がってくるだろう。つまり、確かなスキルがあり、複数社の仕事の納期を順守し、タスク管理ができるプロ人材であることが最低条件、ということだ。逆にいえば、一社の仕事で一杯いっぱいなら、潔く複業は諦めた方がいい。その上で、どんな資質が、複業に適しているのか、みていこう。

1:業務内容が明確か

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第一には、業務内容が明確であることが挙げられるだろう。経理、デザイン、ライティング、プログラミング…など、求職者のやれることがハッキリしていれば当然、契約もスムースになる。受け入れる側にとっても、こと、複業採用においては、「なんでもできます」系のジェネラリストは、優秀だとしてもあまり好まないハズだ。

2:リモートワークとの親和性

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リモートワークに対応できる業務かどうかも意外に重要だ。フルタイムで従事できない以上、緊急時に対応しづらいと問題が発生する。そうした場合のリスクヘッジの意味でも、時間と場所に捉われない業務内容であれば、受け入れ側も安心だろう。もちろん、複数またぎだからこそ、キチンとオフィスへきてほしいというニーズもあるだろう。あくまでも望ましいというレベルだ。

3:保有スキルの希少性・先進性

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業務内容でさらにいえば、希少性、先進性は大きなポイントとなる。複業採用で多くの企業側が期待するのは、革新性。自社ではなかなかいないタイプの人材を採用することで、職場に化学反応を起こることを期待している。データアナリストやAI系のスキル保持者は確実にいまの時代、重宝される。スキルとは別に、世界1周を3度経験、エベレスト登頂などの経験も、スキルプラスアルファとしては意外に価値があるかもしれない。

4:コミュニケーション力

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コミュニケーション力も大きな要素だろう。複数社をまたぐので、それだけ多くの人とのかかわりができる。突出したスキルはもちろんだが、どこへいっても人をひきつけるような魅力とコミュニケーション力がなければ、その力を存分に発揮できない。なにより、受け入れ企業にとって、複業採用で組織の輪が乱れることほどマイナスはないハズだ。

5:主体性はあるか

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最後はやはり主体性だ。複数の企業で仕事をしようとする人材が、上から仕事が降ってくるのを待っている様では、本末転倒といわざるを得ない。自ら積極的に業務に関与し、磨き上げ、進化させることをミッションとするくらいの気概でないと、受け入れ企業にとっても雇った意味がないだろう。複業採用に応募するような人材なら、おそらくそんなことはないだろうが…。

以上5つが、複業に応募するなら、あることが望ましい資質といえる。大事なことは、複業採用を実施する企業の意図や狙いをしっかり把握しておくことだ。補足するなら、周囲のパラレルワーカーは、見事なまでに非常に生産性が高く、ワークライフバランスを充実させている。つまり、環境変化を自らつくり出し、そしてその変化に振り回されるのではなく、楽しみに転換することに長けている。

複業だからダメもとで応募という発想も悪くないが、本当にできるのかを見極めてからトライする方がいいのは確かなハズだ。

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