働き方

家族、友人、家庭菜園、キックボクシング……やりたいことをすべて手に入れたフリーランス生活

投稿日:2017年2月23日 / by

会社勤めに疑問を感じ、退社して見えたもの

自宅と会社を往復するだけの日々に疑問を感じ、12年間勤めた会社を退社。現在は、フリーのマーケティングディレクターとして活動する佐久間一之さん。会社勤めで手に入れたのは、安定ではなく「不自由」。フリーランスで手に入れたのは、不安定ではなく「自由な生き方」――。フリーランスの意義を噛み締めるように、やりたいこと、挑戦したかったことを諦めない働き方でいま、人生を謳歌している。(powered by THE LANCER編集部)

「仕事一直線!」の会社勤め時代

会社勤め時代、私は広告会社のマーケティング部という部署で、マーケティングディレクターとしてクライアントのマーケティングや広告のプランニングを行なっていました。職業柄、残業することが多く、帰宅するのは午前様近くになることも。広告の企画コンペなどが近い時は、さらに休日出勤も加わり、まさに“仕事一直線”の生活でした。会社勤め時代は仕事にまっしぐらに取り組み、仕事をこなすスキルはどんどんアップ! マーケティングや広告に携わる仕事は大好きなので、自分自身も仕事の面ではとても充実した日々を送っていました。

しかし、いつからでしょうか。会社と自宅の往復だけの生活をしていることに気がついたのです。一戸建てを購入しても、妻や、家の購入をきっかけに飼い始めた愛犬と過ごす時間はほとんどなく、また、友人たちと過ごす時間もいつの間にかなくなっていました。

“このままじゃ人生もったいない”。

自分自身、マーケティングディレクターとしてのスキルも身につき、IT環境やクラウドサービスもどんどん進化している時だったこともあり、2011年1月に約12年務めた会社を退職。仕事とプライベートの両方をさらにさらに充実させるべく、フリーランスの道へ進みます。

フリーランスになって良かったこと! ~仕事編~

フリーランスとして独立して、仕事面で良かったと感じていることは、何よりも“色々な方と、色々な案件に携われたこと”です。マーケティングディレクターという仕事は、クライアントはもちろんですが、広告会社や制作会社の営業、コピーライター、デザイナ……など、様々な方々と一緒に仕事を進めていきます。

フリーランスになると、会社勤め時代とは別のクライアントや、広告会社や制作会社と仕事をするので、たくさんの方々との出会いがあり、知見はさらに広がります。また依頼される案件の幅や数が多くなるのも、経験がものをいう専門職の世界では貴重な経験。

私の場合、色々な案件を、色々な方々とご一緒することで、マーケティングディレクターとしてのスキルは格段に上がったと実感しています。これは、フリーランスだからこそ得ることのできたスキルだと思います。

フリーランスになって良かったこと! ~プライベート編~

フリーランスでは、時間や場所の縛りがかなりなくなります。その分、自己管理は会社勤め時代以上に気にかけなければなりませんが……。自己管理をしっかりしつつ(!?)、時間を自由に使えるフリーランスになってから様々なことにチャレンジしましたのでご紹介します。

千葉の里山で家庭菜園にチャレンジ!

自宅近くの山間で家庭菜園を開始。自分たちで育てた野菜で料理を楽しんでいます!

家庭菜園の隣には、愛犬2匹も走り回れるようにドッグランを妻とふたりで設営。家庭菜園に友人たちを誘って、ランチやバーベキューをしたりして、千葉の里山の自然や四季を感じながら、ゆったりとした家族や友人との時間を楽しめるようになりました。

さらに、家庭菜園仲間ができ、年配の方々としがらみなく・楽しく会話できる機会が増えました。

家族でお出かけ!

休日と仕事のコントロールがきくフリーランス。家族と過ごせる時間がかなり増えました! 時間を見つけては、妻や愛犬を連れて海や川、観光スポットなど、色々なところへ出かけています。

ランニングやキックボクシングにチャレンジ!

仕事前や仕事終わりに、山間や川沿いでランニングするようになりました。企画のアイデアをまとめたい時やアイデアが浮かばない時など、ランニングしながら考えていると、アイデアがきれいにまとまったり、斬新なアイデアが浮かんだりします。

こういった“ひらめき法”ができるのもフリーランスならでは。また、以前から興味のあったキックボクシングジムに通うように。思い切り汗を流すことが日常になりました。ジムの会員さんと会話したりと、仕事とは別の新しいコミュニティも生まれました。

今の時代だからこそ成り立つ“フリーランス”

フリーランスはリスクが大きい。私自身、一昔前はそんなイメージを持っていました。ですが、今は高速インターネットが普及し、クラウドサービスもかなり充実。インターネット上で、クライアントや仕事のパートナーと出会えることができ、フリーランスにとっては、働きやすい環境が整いつつあります。

フリーランスになって約4年半になろうとしていますが、IT環境やクラウドサービスのない時代であれば、既に廃業してどこかの会社に勤めていたかもしれません。今の時代だからこそ、充実したフリーランスの生活を送ることができたのだと思います。仕事かプライベートか、ではなく“仕事もプライベートも”大切にできるのが、今のフリーランスの最大の魅力。

人生一度きりです。充実に満ちた生活を、いざフリーランスで!

▽フリーランスの情報発信メディア「THE LANCER」より転載

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