働き方

素の自分 出せる職場が “ホワイト企業”【瓦の目】

投稿日:2017年3月24日 / by

寿司を食べながら素の状態でする就活

日本酒をグイと飲みながら、お寿司をほおばる。贅沢なひと時だ。しかも時間は、ランチ時。リタイアしたシニアの楽しみと思いきや、テーブルを埋める平均年齢は20歳過ぎ。実はコレ、就活イベント。焼き肉就活などを手掛ける採用支援企業・アドヴァンテージが実施している。リラックスムードの中で、学生が素に近い姿で企業の人事担当者と会話することで、ミスマッチを減らすのが狙いだ。

座席をくじで決め、寿司を食べながら行う寿司就活では会話も弾む

無料でごちそうに預かれるとあって、学生は半分はそれ目当ての部分もある。それでも、結果的にはその場で内定が出ることもあり、それなりの成果が得られている。この場での出会いをきっかけに、インターンなどで実際の職場を経験した上で入社に至るケースもあるといい、新卒の早期離職が課題となって久しい中、就活の新しいスタイルとして独自のポジションを確保しつつあるといえるだろう。

自分らしく働くことの価値感がどんどん高まる時代

一方、従来に面接を突破し、希望の会社で働くビジネスパーソンに「本当に自分らしく働けているのか」と問いかける新しい転職プロジェクトが先ごろスタートした。セルフターンプロジェクトだ。人材開発機構が主体となり、首都圏の有能なビジネスパーソンを地方の幹部候補として送り込むことがそのミッション。難関を突破し、ようやく手にした希望の企業で、本当に思い描いた活躍が出来ているのか、という問いかけは、胸にグサリと来る人も決して少なくないかもしれない。

2つの“就活”は「自分らしさ」が共通項だ。仕事に対し、心からの満足感を得られない。その原因は、どこかで自分を殺しているからだろう。だから、自分らしくいられる職場をみつけよう、ということだ。逆にいえばいま、長びく景気低迷もあり、「安定」という言葉が極めて脆い状態にある。ならばせめて、自分が自分らしくいられれば、ぶれることなく前進できる。そうした社会人が1人でも増えれば、日本全体に活力が戻ってくるはずだ。

産業構造が変わり、かつての成功法則は無意味になった。社会構造が変わり、生涯現役も現実味を帯びている。少なくともこれまで半世紀以上、会社に奉仕することが常識だった会社員としての処し方は、いよいよ終焉の時を迎えている。次のスタンダードはなにか。その答えは、十人十色。個々それぞれによって違う。だからこそ今後、ビジネスパーソンは「自分らしく」について真剣に考え、それが何かをいつでも引き出せるよう準備しておくことが重要となる。

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