副業デビューにうってつけの得意を活かせる安心・お手軽サービス3選

簡単で安心がいいけどスキルも活かしたい

しゅふJOB総研の調査によると、すきま時間があったとしたら、「副業等の仕事をしたい」（67.8%）という主婦が約7割も存在する。会社員も副業解禁で、副収入稼ぎに色気をにじませる。こうした潮流を受けるように、手軽に副業に取り組めるプラットフォームも充実しつつある。そこで、簡単と安心をキーワードに、おススメの副業プラットフォームを紹介する。

完成度抜群のパイオニア

最初に紹介するのは「ココナラ」。この手のサービスのパイオニアといえる存在で、マイナーチェンジを繰り返しながら、ユーザビリティを年々向上させている。もともとはワンコイン500円での出品のみだったが、徐々に販売価格を変更。現在は20万円まで設定可能だ。おひねり制度もあり、品質によってはさらに高報酬を得ることもできる。

トラブル防止についても、本人確認を求めたり、専任スタッフによるパトロールも常時行われるなどしっかり行っており、マーケットの荒れ防止には最大限の注意を払っている。出品者のランク制度を導入しており、正当な評価に基づいて、出品できるので実力があれば、それに応じた報酬を得ることも可能だ。

当初から、モノでなく知識やスキルを売るマーケットとして場を提供しており、売るモノの柔軟性は高い。例えば、家事や掃除の代行とあり、「素人なのでその点を理解いただける方」という出品もある。特技も何もない、という人でも、これまでを振り返り、なにか人に喜ばれたことを“出品”してみることから、始めてみるのもいいかもしれない。使いやすいので、初心者にもうってつけのサービスといえるだろう。

クラウドソーシングの雄が放つリアルベースのスキルシェア

ランサーズが2017年7月上旬にベータ版をスタートした「pook」もおススメだ。オンラインのやりとがメインのランサーズと一線を画し、リアルベースで日常の困ったを解決するシェアリングサービスとなっている。「シェアリング」となっているのは、困ったを解決できるスキルをシェアするからだ。その意味で、より出品するものをイメージしやすい副業プラットフォームといえるだろう。

すでに出品している人でみると、専業主婦で家事全般が得意な人が「掃除」を出品していたり、ママ起業家による「ヨガ」の出品など、プロレベルから得意レベルまで、困った人を助ける感覚で、これまでの実績をシェア。気負わずに出品できる雰囲気がプラットフォーム全体から漂っている。

リアルがベースなので、購入者はもちろん、出品者も本人確認が必須。さらに購入者は依頼時に性別を指摘できるので、そうした面も不安もケアされている。マッチングに関しては、ランサーズで培ったノウハウが活かされ、しっかりしており、その点でも安心して使えるサービスといえるだろう。

クラウドソーシングのもう一つの雄は、より手軽なスキル売買の場を提供

最後はクラウドワークスの「ワオミー」を紹介する。このサービスは上記2つと異なり、クラウドソーシングが受け身なのに対し、出品側が能動的にスキルを販売することを目的に誕生しており、オンライン取引が中心となっている。とはいえ、自身の得意を売り物にする場であり、出品されているものは、多種多様。墓参り・墓掃除の代行や庭の草刈り・庭掃除といったものある。登録から4ステップで取引が完結するシンプルさも敷居をグッと下げてくれる。

時間があれば副業したい。こうしたニーズの高まりとともに勃興するスキルシェアプラットフォーム。小遣い稼ぎでいえば、ネット上での売買も手軽だが、自らのスキルや得意を“売る”ことで得られる報酬は喜びの大きさが違う。場合によっては、副業から本業へシフトするという道も拓けるかもしれない。その意味でも、まずは自分は何が売りになるのか。それを知る意味でもこうしたサービスを積極活用することは、不透明な時代を力強く生きていく上でも有効といえるだろう。