働き方

会社が儲かる方程式に「楽しさ」が不可欠な理由とは

投稿日:2018年1月29日 / by

変人・安田の境目コラム

新しい仕事、バリュースイッチングとは

私は、バリュースイッチング、という仕事をしています。聞いたことがない仕事だと思います。私がつくった仕事だからです。それは、今ある事業、今ある商品、今ある売り方に、変化を加えるという仕事。ほんの少し変化を加える事によって、新しいマーケットを生み出すのです。

私はこの仕事を行う時、つまり、新しい商品やサービスを考える時、軸にしている考え方があります。それは、新たな仕事をつくり出す、という発想。実は、バリュースイッチング自体が、新しい仕事なのです。新しい仕事を生み出すための、新しい仕事。ああ、我ながら、何とややこしいのでしょう。

つまり私は、経営者と一緒に、「今までなかった仕事」を考え出しているのです。その仕事は、単に新しいだけではありません。新しく、楽しく、そして稼げる仕事。

新たな仕事の創造はなぜ必要なのか

たくさんの経営者が私に会いに来られます。でもその目的は、仕事をつくり出すことではありません。元々の目的は、優良な顧客を増やすこと。あるいは、優秀な社員を増やすこと。いや、優良な顧客、優秀な社員を増やすことも、本当の目的ではありません。本当の目的は、売上と利益を増やすこと。人集めはそのための手段に過ぎないのです。

しかし、目的を達成するためには、手段を達成する必要がある。そして、手段を達成するためには、その手段を達成するための手段を、達成する必要があるのです。ああ、ややこしい。

つまり、業績アップには優良な顧客と、優秀な社員が必要である、ということ。そして、優良な顧客と、優秀な社員を集めるには、新たな仕事の創造が必要である、ということです。

私が考えるのは、これまでに無い仕事。そして、誰かが必ずやりたがる仕事。仕事そのものが楽しくて、なおかつ稼げる仕事。それが私のアイデアのベースとなるのです。

仕事が楽しいのは、「儲かるから」だけでは足りません。損得を越えて、顧客に必要とされるから。心から喜んで、お金を払ってもらえるから。それが楽しさの根源なのです。

楽しいから、嬉しいから、満足だから、心から喜んで、お金を払ってくれる。ありがとうと、言ってもらえる。それが私の考え出すべき仕事。魅力的な仕事があれば、働きたいという人が集まってきます。人が楽しそうに働いていれば、それが求心力となって、お客さんも集まってきます。結果的に会社は儲かる、という訳なのです。


<プロフィール>安田佳生(ヤスダヨシオ)
yasuda21965年、大阪府生まれ。高校卒業後渡米し、オレゴン州立大学で生物学を専攻。帰国後リクルート社を経て、1990年ワイキューブを設立。著書多数。2006年に刊行した『千円札は拾うな。』は33万部超のベストセラー。新卒採用コンサルティングなどの人材採用関連を主軸に中小企業向けの経営支援事業を手がけたY-CUBE(ワイキューブ) は2007年に売上高約46億円を計上。しかし、2011年3月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請。その後、個人で活動を続けながら、2015年、中小企業に特化したブランディング会社「BFI」を立ち上げる。経営方針は、採用しない・育成しない・管理しない。最新刊「自分を磨く働き方」では、氏が辿り着いた一つの答えとして従来の働き方と180度違う働き方を提唱している。同氏と差しで向き合い、こだわりの店で食事をし、こだわりのバーで酒を飲み、こだわりに経営について相談に乗ってもらえる「こだわりの相談ツアー」は随時募集中(http://brand-farmers.jp/blog/kodawari_tour/)。

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