意外にあるある。職場の“定額制”

お毒　カンパーイ！　今日はごちそうするわ。１杯目だけだけどね。W杯日本代表のセネガル戦（日本時間２４日２４時）勝利を信じて前祝よ。

猫田先生　いいねぇ。１杯だけってのがせこいけど、オメェの店の経営状況を熟知するものとしてはそれでもありがてぇよ。てか、もしかして、負けたら払い戻しとか言うなよ。

お毒　当り前じゃない。勝つことを前提のお祝いなんだから、負けたらしっかり税込み定価で料金はいただくわ。

編集部ニシ　じゃ、私は遠慮しておきます。でも、飲食かいわいでいま、面白いサービスがあるんですよ。毎月定額で９８０円を払えば、提携店で一杯無料になるんです。GUBITという会社が提供しているアプリ「GUBIT」を使います。友人へのプレゼント機能やクーポン発行など、機能拡張もしていくようです。導入店舗は、初期費用、月額費用などは一切不要です。

お毒　それいいわね。いただき！　お礼に一杯タダでいいわ。

猫田先生　月９８０円でいいなら、３日で元が取れるな。最近は定額サービスの質も上がってて、魅力的なモノが増えてるよな。動画、音楽、ラーメン、カフェ、オフィス、自動車、本…。もう所有する意味さえ分からねぇくらいだよな。

編集部ニシ　身近なところでいえば、残業代もそうですよね。みなし残業ってやつです。あれは残業代があらかじめ労働時間に織り込まれている“定額制”です。管理側にとっては残業処理の必要がないし、働く側にとっては早く帰っても残業代がもらえ、双方にメリットがあるといわれていますよね。一方で、ホワイトカラーエグゼンプションは、定額働かせ放題なんて、酷評されていますけど。

猫田先生　職場での定額制といえば、研修の定額サービスもあるよな。あれは、やるやつとそうでないやつがハッキリして、難しいところではあるけどな。

編集部ニシ　オシャレ手当とか２人以上のランチ代全額支給、禁煙手当（禁煙したら現金支給）なんかもある意味、職場における定額制といえるでしょうね。

お毒　職場で定額といえば、うちの売り上げはここ１０年、定額。低額ともいうわね。ま、下がり様がないほど低いから、定額なんだけどね。夏のボーナスは上昇トレンドみたいだけど、アタシには今年も無関係ね。