働き方

継続は力なり、というより執着は力なり

投稿日:2019年1月21日 / by

変人・安田の境目コラム

やり始めたことに執着し続けることは悪なのか

私はかなりしつこい性格なので、やり始めたことに執着します。諦めが悪いとも言えます。経営者としてはちょっと致命的かもしれません。前の会社では新卒に執着しました。即戦力の時代だとか、これからは派遣と紹介だとか、色々言われましたけど、新卒採用にこだわり続けました。

自分で決めたこと、自分がイケると思ったことを、途中でやめるのが嫌なのです。どんなに反対されても、どんなに効率が悪くても、やると言ったらやり続けるのです。

だから私はたぶん死ぬまで境目研究家をやり続けると思います。どんなに面倒でも、どんなに儲からなくても、私は境目研究家でいたいのです。

やりたいことを続けていくための3つのキーワード

正直者と嘘つきの境目や本物と偽物の境目や愛とLOVEの境目や友達と親友の境目などなど。まあ、色々と考えてきました。かれこれ6年になります。よく続いたなと思います。書く私もそうですけど、読んでくれる読者もそう。

これは真面目な話なんですが、私は境目研究で食べていこうと本気で考えていたのです。境目を研究し、境目を発表し、境目を読んでもらい、境目にお金を払ってもらう。

マネタイズを工夫するとか、顧客をズラすとか、そんな発想はまったくなかったのです。当然のことながらお金は稼げない。でも境目研究はやめたくない。新卒の時もそうでしたけど、境目研究もまったく同じ。続けたいから、後づけでマネタイズを考えたのです。

結果的に、どちらもうまく行きました。稼ぐ方法をなんとか発見したのです。やってみてわかったこと。それは稼ぐ方法は無限にあるということ。お金を特別視しないこと。顧客の選択を間違えないこと。それがキーワードなのです。


<プロフィール>安田佳生(ヤスダヨシオ)
yasuda21965年、大阪府生まれ。高校卒業後渡米し、オレゴン州立大学で生物学を専攻。帰国後リクルート社を経て、1990年ワイキューブを設立。著書多数。2006年に刊行した『千円札は拾うな。』は33万部超のベストセラー。新卒採用コンサルティングなどの人材採用関連を主軸に中小企業向けの経営支援事業を手がけたY-CUBE(ワイキューブ) は2007年に売上高約46億円を計上。しかし、2011年3月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請。その後、個人で活動を続けながら、2015年、中小企業に特化したブランディング会社「BFI」を立ち上げる。経営方針は、採用しない・育成しない・管理しない。最新刊「自分を磨く働き方」では、氏が辿り着いた一つの答えとして従来の働き方と180度違う働き方を提唱している。同氏と差しで向き合い、こだわりの店で食事をし、こだわりのバーで酒を飲み、こだわりに経営について相談に乗ってもらえる「こだわりの相談ツアー」は随時募集中(http://brand-farmers.jp/blog/kodawari_tour/)。

 

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