働き方

正社員を業務委託にして雇用課題を解決する方法

投稿日:2019年3月19日 / by

<変人・安田の境目コラム>

業務委託社員の正しい使い方

たとえば正社員を業務委託契約に変える。その時に一番大事なのは手厚いサポートです。

福利厚生正社員は法律で守られています。これを企業の側から見ると「守らなくてはならない」という義務。雇用も、労働時間も、休みも、きっちり守らなくてはなりません。業務委託には義務が生じません。何時間働こうと、休みがなかろうと、それは本人が決めること。つまり会社は義務から解放されるのです。仕事を保証する必要だってありません。

では会社は、業務委託になった元社員を、どう扱えばいいのか。都合よく使えばいいのか。それともしっかりサポートするのか。私のオススメは、しっかりサポートしてあげること。社員じゃなくなった人が社員の時よりも快適になり、さらに稼げるようになるためのサポートする。

そんなことをしたら、社員から不満が出るかもしれません。でもそれでいいのです。社員の自分よりも業務委託の人の方が稼いでいる。仕事も楽しそうだし時間も自由にできて羨ましい――。そうなったら、やりたい人が増えていきます。社員がどんどん業務委託になり業務委託集団が出来上がります。

新たな求心力を創る

今度はこの集団を優遇します。他社の仕事も紹介したり、快適な職場を用意してあげたり、至れり尽くせりにしてあげる。すると彼らを見て、ここで働きたい人が増えます。採用にお金をかけなくてもどんどん人が集まるのです。

しかも辞める心配がありません。業務委託の人は辞めません。たくさん仕事を振っても嫌がりません。机を用意すると感謝されます。勝手にスキルアップしてくれるし、社会保険料を払う必要もない。

仕事を回すには人が必要です。それも、できるだけ優秀な人。雇用ではない新たな求心力が、彼らを連れてくるのです。


<プロフィール>安田佳生(ヤスダヨシオ)
yasuda21965年、大阪府生まれ。高校卒業後渡米し、オレゴン州立大学で生物学を専攻。帰国後リクルート社を経て、1990年ワイキューブを設立。著書多数。2006年に刊行した『千円札は拾うな。』は33万部超のベストセラー。新卒採用コンサルティングなどの人材採用関連を主軸に中小企業向けの経営支援事業を手がけたY-CUBE(ワイキューブ) は2007年に売上高約46億円を計上。しかし、2011年3月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請。その後、個人で活動を続けながら、2015年、中小企業に特化したブランディング会社「BFI」を立ち上げる。経営方針は、採用しない・育成しない・管理しない。最新刊「自分を磨く働き方」では、氏が辿り着いた一つの答えとして従来の働き方と180度違う働き方を提唱している。同氏と差しで向き合い、こだわりの店で食事をし、こだわりのバーで酒を飲み、こだわりに経営について相談に乗ってもらえる「こだわりの相談ツアー」は随時募集中(http://brand-farmers.jp/blog/kodawari_tour/)。

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