働き方

考える価値のあることの“基準”とは

投稿日:2019年4月23日 / by

<変人・安田の境目コラム>

考えることと何も考えないの境目

実はわたし、35歳になるまで、何も考えずに生きていました。

考えるとは言っても、修行僧ではありませんので。まあ、あんなこととか、こんなことか、いらないことばかり考える。

じゃあ、いらないことって一体どんなことか?考える価値のあることって一体どんなことか?つまり、それが分かった。というか、その基準、みたいなものが出来てきた。それが35歳頃ということ。

10代のわたしも、20代のわたしも、30代前半のわたしも、まあそれなりには考えていたんですよ、一応。10代の頃は、どうやったらモテるのか。20代の頃は、どうやったら楽ができるのか。30代前半は、どうやったら金持ちになれるのか。そればかり考えていました。

テーマが悪かった、とは思っていません。モテる、楽をする、稼ぐ。テーマは決して悪くない。悪かったのは、そのアプローチです。つまり、浅かったんです。思考が浅かった。モテるためにオシャレする、とか。話題を盛り上げる、とか。稼ぐために起業する、とか。営業力を強化する、とか。

考える価値のあることはなにか

考えなくちゃいけないのは、そのもう一段下なんですよね。つまり、お洒落とは何か?盛り上がるとはどういう状態か?営業力とは何なのか?

そんなこと、考えるまでもない。考えている暇があれば、まず行動したほうがいい。というようなこと。そこに思考の価値がある。

何を考えるのか。どうやって考えるのか。考えるとは何なのか。それこそが考えるべきこと。


<プロフィール>安田佳生(ヤスダヨシオ)
yasuda21965年、大阪府生まれ。高校卒業後渡米し、オレゴン州立大学で生物学を専攻。帰国後リクルート社を経て、1990年ワイキューブを設立。著書多数。2006年に刊行した『千円札は拾うな。』は33万部超のベストセラー。新卒採用コンサルティングなどの人材採用関連を主軸に中小企業向けの経営支援事業を手がけたY-CUBE(ワイキューブ) は2007年に売上高約46億円を計上。しかし、2011年3月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請。その後、個人で活動を続けながら、2015年、中小企業に特化したブランディング会社「BFI」を立ち上げる。経営方針は、採用しない・育成しない・管理しない。最新刊「自分を磨く働き方」では、氏が辿り着いた一つの答えとして従来の働き方と180度違う働き方を提唱している。同氏と差しで向き合い、こだわりの店で食事をし、こだわりのバーで酒を飲み、こだわりに経営について相談に乗ってもらえる「こだわりの相談ツアー」は随時募集中(http://brand-farmers.jp/blog/kodawari_tour/)。

 

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