働き方

欲しいを人材を引き寄せる求人の本質とは

投稿日:2019年5月28日 / by

<変人・安田の境目コラム>

スマホ時代の求人とは

「営業」などという乱暴な職種はなくなるでしょう。「企画営業」などという小手先の職種もなくなるでしょう。

得意を切り分けること。不得意を許容すること。個人に合わせて仕事をつくること。それがスマホ時代の求人。

そもそも営業って何ですか?モノを売る仕事?自分を売る仕事?相手の立場で考える仕事?価値を作り出す仕事?

職種としてのカテゴリーがちょっと大きすぎるんですよね。だから縮めてあげる。相手に合わせて。得意と不得意に合わせて。

物怖じしない。説明がうまい。人に好かれる。第一印象がいい。レスポンスが早い。メールの文章が分かりやすい。行動力がある。場の空気が読める。など、など、など、など、など。

多様な才能に合わせていくのがこれから求人

営業マンに求めるスキルはいろいろあります。あたりまえなんですけど、ぜんぶ求めちゃいけません。そんな人いないから。いたとしても来ないから。人間いろいろ。営業だっていろいろ。だからいいんです。ぜんぶじゃなくて、いろいろがいいんです。

人の目を見れない。第一印象が悪い。すぐ物怖じする。場の空気も読めない。でもメールの文章だけは上手い。だったらそれでいいじゃない。

ひたすらメールを送るとか、ひたすら知らない人に会うとか、ひたすら企画を考えるとか…。何でもいいんですよ。その人が得意なことなら。あるいは苦にならないなら。それで成果を出せるなら。

ひとりひとりに合わせて、ひとつひとつ仕事をつくる。それが求人の本質なのです。


<プロフィール>安田佳生(ヤスダヨシオ)
yasuda21965年、大阪府生まれ。高校卒業後渡米し、オレゴン州立大学で生物学を専攻。帰国後リクルート社を経て、1990年ワイキューブを設立。著書多数。2006年に刊行した『千円札は拾うな。』は33万部超のベストセラー。新卒採用コンサルティングなどの人材採用関連を主軸に中小企業向けの経営支援事業を手がけたY-CUBE(ワイキューブ) は2007年に売上高約46億円を計上。しかし、2011年3月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請。その後、個人で活動を続けながら、2015年、中小企業に特化したブランディング会社「BFI」を立ち上げる。経営方針は、採用しない・育成しない・管理しない。最新刊「自分を磨く働き方」では、氏が辿り着いた一つの答えとして従来の働き方と180度違う働き方を提唱している。同氏と差しで向き合い、こだわりの店で食事をし、こだわりのバーで酒を飲み、こだわりに経営について相談に乗ってもらえる「こだわりの相談ツアー」は随時募集中(http://brand-farmers.jp/blog/kodawari_tour/)。

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