働き方

メリットだらけの逆張りを多くの人が敬遠する理由

投稿日:2019年6月24日 / by

<変人・安田の境目コラム>

私が逆張りが好きな3つの理由

売値を高くする。仕事を断る。人を雇わない。育てない、管理しない。

私は基本的に逆張りが好きです。理由は三つあります。

  1. 1:痛快だから。
  2. 2:競争がないから。
  3. 3:結局それが一番楽だから。

嘘みたいですけど、これは本当なのです。逆張りは楽なのです。にも関わらず皆やらない。なぜなんでしょうね。

たとえば早寝早起き。早く起きれば電車も空いてます。満員電車に押し込まれず、余裕をもって出社し、クリエイティブな仕事をする。効率は上がり、仕事が進み、早く帰ることができる。

早く帰ったら早く寝る。ぐっすり寝る。すると翌日爽快に目が覚める。いいことばかりです。でも多くの人はこれをやらない。疲れてるからギリギリまで寝る。満員電車に詰め込まれる。会社に着いたらぐったり。

でも休んでる暇はない。来た仕事をひたすらこなす。工夫する余裕もない。だから同じことの繰り返し。仕事を終えるために遅くまで働き、ストレスを発散するために飲んだり、スマホをいじったり…。

「楽」にも種類がある

睡眠不足で翌朝を迎える。同じことの繰り返し。人はなぜ変えようとしないのか。余裕がないからでしょうか。それとも楽だからでしょうか。

どちらの楽が楽なのか。大事なのはこの比較です。今の楽を取るか。それとも先の楽を取るか。結論はもう見えているのです。

逆張りは怖い。保証がないから。前例がないから。みんなやらないから。

確かに保証があって、前例があったら、みんながやり始めます。でもそれはもう逆張りとは言わない。


<プロフィール>安田佳生(ヤスダヨシオ)
yasuda21965年、大阪府生まれ。高校卒業後渡米し、オレゴン州立大学で生物学を専攻。帰国後リクルート社を経て、1990年ワイキューブを設立。著書多数。2006年に刊行した『千円札は拾うな。』は33万部超のベストセラー。新卒採用コンサルティングなどの人材採用関連を主軸に中小企業向けの経営支援事業を手がけたY-CUBE(ワイキューブ) は2007年に売上高約46億円を計上。しかし、2011年3月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請。その後、個人で活動を続けながら、2015年、中小企業に特化したブランディング会社「BFI」を立ち上げる。経営方針は、採用しない・育成しない・管理しない。最新刊「自分を磨く働き方」では、氏が辿り着いた一つの答えとして従来の働き方と180度違う働き方を提唱している。同氏と差しで向き合い、こだわりの店で食事をし、こだわりのバーで酒を飲み、こだわりに経営について相談に乗ってもらえる「こだわりの相談ツアー」は随時募集中(http://brand-farmers.jp/blog/kodawari_tour/)。

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