働き方

これまでから一変する信用経済の時代の“蓄財”術

投稿日:2019年7月8日 / by

<変人・安田の境目コラム>

1日の半分を発信作業に充てるワケ

私は1日の半分を発信作業に充てています。ツイッター、フェイスブック、対談コラム、メールマガジン、ポッドキャストなどなど。コメントに返信したり、面白い記事にコメントしたり、いいね!やリツイートも、結構丁寧に行います。

SNSいいね!やリツイートは簡単にできます。だからこそ、簡単にはやりません。これは本当に「いいね」と言えるのか。リツイートする価値はあるのか。それをきちんと考えます。でないと信用を失うから。

食べログにはコメントしませんが、信頼の構造は同じです。この人が勧めるお店は本当に美味しい。そう感じる人が増えれば信用の貯金が膨らむのです。

毎日コツコツと発信する。自分という人間を開示する。人の役に立つ情報を流す。どうでもいい情報は流さない。安易にリツイートもしない。そうやって信頼を築き、人と丁寧につながっていく。そこに莫大な手間と、膨大な時間をかけているわけです。

ウエブの中でのセルフブランディングの大きな価値

なぜこんな面倒なことをするのか。それは未来への投資だから。土地よりも、金よりも、確実に値上がりする投資。それがwebの中の私ブランド。私はそう確信しているのです。

この人のツイートは面白い。この人の言うことは信用できる。この人と仲良くなりたい。この人と会ってみたい。この人と働きたい。この人に相談したい。この人に仕事を頼みたい。これがいかに大きな財産であるか。私は既にそれを実感しています。

声をかければ、パートナーが現れる。リリースすれば、問い合わせが来る。もはやそれは、ひとつのソサエティー。私にとっての特別なソサエティー。


<プロフィール>安田佳生(ヤスダヨシオ)
yasuda21965年、大阪府生まれ。高校卒業後渡米し、オレゴン州立大学で生物学を専攻。帰国後リクルート社を経て、1990年ワイキューブを設立。著書多数。2006年に刊行した『千円札は拾うな。』は33万部超のベストセラー。新卒採用コンサルティングなどの人材採用関連を主軸に中小企業向けの経営支援事業を手がけたY-CUBE(ワイキューブ) は2007年に売上高約46億円を計上。しかし、2011年3月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請。その後、個人で活動を続けながら、2015年、中小企業に特化したブランディング会社「BFI」を立ち上げる。経営方針は、採用しない・育成しない・管理しない。最新刊「自分を磨く働き方」では、氏が辿り着いた一つの答えとして従来の働き方と180度違う働き方を提唱している。同氏と差しで向き合い、こだわりの店で食事をし、こだわりのバーで酒を飲み、こだわりに経営について相談に乗ってもらえる「こだわりの相談ツアー」は随時募集中(http://brand-farmers.jp/blog/kodawari_tour/)。

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