働き方

仕事でも転職でも大事な「紹介のストーリー作り」とは

投稿日:2019年10月7日 / by

<変人・安田の境目コラム>

伝えてもらって、動いてもらう。それが「紹介」

紹介とは何ぞや?と考えたことはありますか。私は何度もあります。そしてたどり着いた答え。それは…
紹介のストーリーとてもシンプルです。伝えて欲しい相手に、伝えて欲しいセリフを、正確に伝えてもらうこと。これだけ。たとえば人を雇うことに、疲れている経営者さんに。「雇わない経営って知ってる?それはね…」と伝えてもらうこと。大事なのは、「誰に、何を」伝えてもらうのか。これがうまくいくと、どんどん紹介が増えていきます。

ではどうやったら、それが実現するのか。
まずやるべきは「紹介文」をつくることです。それは、覚えやすく、伝わりやすく、相手の興味を喚起する、短くてシンプルなことば。私はこれをセリフではなく、ストーリーに落とし込みます。紹介者は営業マンではないから。営業トークを無理やり、覚えさせることは出来ないから。

大事なのは「感心される」「覚えてもらえる」ストーリー

聞いたら「ほほう」と思う話。シンプルで覚えやすい話。誰かに言いたくなる話。それを聞いた人がまた、「ほほう」と感心する話。これを徹底的に作り込みます。そしてその話を埋め込んでいきます。会話の中に。メルマガの中に。取材記事や対談記事の中に。

聞いた人、読んだ人が、「なるほど!」と感心し、つい誰かに言いたくなる。あの人に言ったら、「面白がるだろうな」「興味を持つだろうな」と想像してワクワクする。

これが私の考えた、紹介とは何ぞやの答え。人は誰かを「ほほう」と言わせたい。そしていつも、そのためのネタを探しているのです。


<プロフィール>安田佳生(ヤスダヨシオ)
yasuda21965年、大阪府生まれ。高校卒業後渡米し、オレゴン州立大学で生物学を専攻。帰国後リクルート社を経て、1990年ワイキューブを設立。著書多数。2006年に刊行した『千円札は拾うな。』は33万部超のベストセラー。新卒採用コンサルティングなどの人材採用関連を主軸に中小企業向けの経営支援事業を手がけたY-CUBE(ワイキューブ) は2007年に売上高約46億円を計上。しかし、2011年3月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請。その後、個人で活動を続けながら、2015年、中小企業に特化したブランディング会社「BFI」を立ち上げる。経営方針は、採用しない・育成しない・管理しない。最新刊「自分を磨く働き方」では、氏が辿り着いた一つの答えとして従来の働き方と180度違う働き方を提唱している。同氏と差しで向き合い、こだわりの店で食事をし、こだわりのバーで酒を飲み、こだわりに経営について相談に乗ってもらえる「こだわりの相談ツアー」は随時募集中(http://brand-farmers.jp/blog/kodawari_tour/)。

読み物コンテンツ

働き方白書について
仕事相談室について
極楽仕事術について
三者三様について
戦略的転職について
用語集について