働き方

仕事の収穫量を増やすための「タネ」の蒔き方

投稿日:2019年10月14日 / by

<変人・安田の境目コラム>

仕事のタネ蒔きは「商品作り」と「集客」

タネを蒔けば蒔くほど、収穫量は増えていきます。当たり前と言えば、あまりにも当たり前の話。
出来る人の仕事の仕方でもその当たり前を、なぜか仕事に関してはやらない。本当に不思議なのですが、みんなタネ蒔きしないんですよね。仕事のタネ蒔きとは、商品開発と集客です。ないものは売れないし、買ってくれる人がいないと売れない。これも当たり前の話ですよね。にも関わらず、なぜか多くの人は、いや、ほとんどの人は、やりません。タネ蒔きゼロ。これで収穫量が増えるわけがない。

たとえば週に1日は商品開発をする。たとえば毎日2時間は集客の工夫をする。収穫ゼロの日が続くことでしょう。でもこれをやらないと、永遠に収穫量は増えません。

さてさて、私はいったい何を売ればいいのか。さてさて、私はいったいどうやって顧客と出会うのか。さてさてと考える。これが脳みそを耕す作業。土を耕さずにタネを蒔いちゃう人、すごく多いですよね。

タネ蒔きの前に土=脳みそを耕すことを忘れてはいけない

おっ。こんな商品が売れてるのか。自分も売ってみよう。とか。おっ。こんな宣伝方法があるのか。自分もやってみよう。とか。まあ、やらないよりはいいですよ。どんなに乾いた土でも、タネを蒔かないよりは、蒔いたほうがいい。でも芽が出る可能性は高くない。そりゃそうですよね。本気で苗木を育てたいなら、本気で収穫量を増やしたいなら、やっぱり土を耕さないと。雑草を抜いて、水をあげないと。

考えるんです。毎日、毎週、同じテーマを、何度も、何度も、何度も、考え続けるんです。するとだんだん土が肥えてきます。タネが育ちやすくなります。芽が出て、大きくなって、やがて実がなる。これのどこにリスクがあるのでしょうか。


<プロフィール>安田佳生(ヤスダヨシオ)
yasuda21965年、大阪府生まれ。高校卒業後渡米し、オレゴン州立大学で生物学を専攻。帰国後リクルート社を経て、1990年ワイキューブを設立。著書多数。2006年に刊行した『千円札は拾うな。』は33万部超のベストセラー。新卒採用コンサルティングなどの人材採用関連を主軸に中小企業向けの経営支援事業を手がけたY-CUBE(ワイキューブ) は2007年に売上高約46億円を計上。しかし、2011年3月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請。その後、個人で活動を続けながら、2015年、中小企業に特化したブランディング会社「BFI」を立ち上げる。経営方針は、採用しない・育成しない・管理しない。最新刊「自分を磨く働き方」では、氏が辿り着いた一つの答えとして従来の働き方と180度違う働き方を提唱している。同氏と差しで向き合い、こだわりの店で食事をし、こだわりのバーで酒を飲み、こだわりに経営について相談に乗ってもらえる「こだわりの相談ツアー」は随時募集中(http://brand-farmers.jp/blog/kodawari_tour/)。

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