
「会社が終わる時代」にどうしたらいいか
<変人・安田の境目コラム>
「会社という組織」はまだ続いている。が…
不連続の時代。そう言われて久しいですが、じつはまだ続いていたのです。変化しながらも続いてきた。それが株式会社の時代。資本家が会社を設立する。人を雇用し、組織を動かし、売上と利益を積み上げていく。大量生産や業務の効率化。それを可能にする会社組織の時代。
一方、個人と個人が直接繋がって、たくさんの小ビジネスが誕生する。資本、経営、管理という役割が消え、新たな事業組織が誕生する。それがこれから始まる新しい時代。資本家も経営者もいない?じゃあ誰が責任を持つのか?どうやって組織を動かすのか?評価はどうする?資金繰りは?売上や利益の目標は?疑問は山ほどあります。
でもきっと、そういうものなんです。時代の変わり目というのは。
現に「時代」はもう変わっている
ネットで服を買う時代。所有せずにシェアする時代。そんな時代を誰が予測できたでしょう。時代が変われば常識も変わります。そこでは働き方が、根底から変化するでしょう。
雇われなくなる。管理されなくなる。評価されなくなる。一人ひとりが自分の役割をこなす。人と人を繋げる役割も誕生するでしょう。すると個人が繋がっていく。新しい事業体が次々に誕生する。
新しい事業体。もちろん、そこにもルールはあります。いやルールこそが大事なのです。資本家と経営者と管理者に代わる、新たな秩序を作り出すもの。管理も評価もなく、自己責任。全てがルールによって決まっている。ではルールに従えない場合はどうするのか。そういう場合は出て行けばいいのです。自分に合うルールを見つければいい。
国によって法律が違うように、場所によってルールは変わるでしょう。参加者はルールを見て所属する場を選ぶ。同じ価値観を持った仲間が自然と集まる。
雇うのではなく場をつくる。管理するのではなくルールを決める。それが次世代の経営者の仕事。
