働き方

自分を見つめて「自分マーケティング」してますか?

投稿日:2019年12月9日 / by

<変人・安田の境目コラム>

「自分が欲しいモノは何か」を見極めることの大切さ

マーケットは自分自身。「何が欲しいのか」を自分に問う。自分が欲しいと思うものを売る。言うのは簡単ですが、これ結構難しいんですよね。どうしても他人を意識してしまう。
でもこの「自分の」感覚を磨くことは、経営者には必須だと思います。
自分マーケティングマーケットを見て商品を作っても、ありふれた商品にしかならないから。
本当の意味での自分発の商品。それはオリジナリティー溢れる、個性的な商品。売り方だって、見せ方だって、自分なりに考えればいい。

理屈はみんな分かってるんです。でもなかなか出来ない。それはある意味仕方のないことなのです。なぜなら私たちは、他人に合わせてはみ出さないように教育されてきたから。でも今の時代には、それが決してプラスには働かない。むしろマイナスになってしまう。
では見失った個性を、どう取り戻せばいいのでしょうか。

変化したくなった時に本来の自分が出てくる

ポイントはイレギュラーな自分。ここに大きなヒントが隠されています。普段なら見向きもしないもの。素通りしてしまうもの。でもなぜか気になるもの。

普段の私たちは、個性を閉じて生活しています。いちいち自分で考えていたら、疲れて仕方ないからです。調和だって乱してしまいます。知らず知らず個性を殺し、知らず知らず周りに合わせてしまう。でも時々、本来の自分が出てくるのです。

なぜか気になる。
なぜか立ち止まってしまう。

そんな時、自分に問いかけるのです。何が気になっているのか。なぜ立ち止まりたくなったのか。私は何を求めているのか。どんな変化を期待しているのか。その体験や商品を手に入れた後、一体何が変わるのだろうか。私にはどのような変化が起こるのだろうか。それを自分の心に問いかけるのです。

頭ではなく心に問いかける。すると自分の深層心理が見えてきます。そうか自分はこれを求めていたのか。こういう自分になりたかったのか。
それが自分マーケティング。


<プロフィール>安田佳生(ヤスダヨシオ)
yasuda21965年、大阪府生まれ。高校卒業後渡米し、オレゴン州立大学で生物学を専攻。帰国後リクルート社を経て、1990年ワイキューブを設立。著書多数。2006年に刊行した『千円札は拾うな。』は33万部超のベストセラー。新卒採用コンサルティングなどの人材採用関連を主軸に中小企業向けの経営支援事業を手がけたY-CUBE(ワイキューブ) は2007年に売上高約46億円を計上。しかし、2011年3月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請。その後、個人で活動を続けながら、2015年、中小企業に特化したブランディング会社「BFI」を立ち上げる。経営方針は、採用しない・育成しない・管理しない。最新刊「自分を磨く働き方」では、氏が辿り着いた一つの答えとして従来の働き方と180度違う働き方を提唱している。同氏と差しで向き合い、こだわりの店で食事をし、こだわりのバーで酒を飲み、こだわりに経営について相談に乗ってもらえる「こだわりの相談ツアー」は随時募集中(http://brand-farmers.jp/blog/kodawari_tour/)。

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