
「これ、おかしい」と言える価値観と勇気が大事
<変人・安田の境目コラム>
私、安田がおかしいのか。世間の他の人がおかしいのか
違和感。何かがおかしいという感覚。それは人が生まれ持った、センサーみたいなものです。
変なことをやって注目を集める人。たとえば会社にBARをつくるとか、ニート君だけの会社をつくるとか。私のことをそう思っている人は、結構多いのではないでしょうか。
でもちょっと違います。確かに注目を集めることは、意識しています。変なことをやってるヤツだと、思われている自覚もあります。
だけど私は変じゃない。いや、それどころか、すごく真っ当である。おかしいのは私ではなく、私以外の人間だ。自分ほどまともなヤツはいない。私は本気でそう思っているのです。
だってそうじゃないですか。なぜ会社で酒を飲んじゃいけないんですか。なぜニート君は仕事ができないと、みんな決めつけるんですか。
人間社会はおかしなことばかりです。特に大人はおかしいし、特に会社はおかしいし、真面目な人はなおおかしい。皆さんはそう思いませんか。
おかしいと思ったら、おかしいと言おう
これっておかしくないですか?ということを私は放置できません。悪くないのに顧客に謝るとか。間違っていても上司の指示に従うとか。楽をするのは良くないことだとか。
おかしいものは、おかしい。少なくとも私にはおかしく見える。だから分かりやすく、これっておかしくないですか?と皆さんに投げかけているのです。社員を雇い続けることとか。給料を払いながら育てることとか。社会保険の半分を払わなきゃいけないこととか。65歳まで解雇できないこととか。でも辞めるのは自由であることとか。
たぶん私だけではないはずです。本当はどこかでおかしいと思っている。だから賛同してくれる人がいるのです。やっぱそうだよね。そこはおかしいよね、と。
センスのいい違和感とは、みんなの心の中に眠る違和感です。私はそれを呼び覚ましたいのです。だっておかしいのはみんなの方だから。
