
SNSで気軽に宣伝をしようなどと思うな
<変人・安田の境目コラム>
私、安田も実は当初、Twitterを甘くみてた
もうかれこれ10年ぐらい経つでしょうか。私のTwitter歴。真剣にやり始めたのは、経営していた会社「ワイキューブ」が潰れてからです。
社長時代のフォロワー数は1000人ちょっとでした。当時、私の書籍は累計で100万部近く売れていました。だから2~3万人ぐらいには、すぐにフォローされると思ってました。でもたったの1000人ちょっと。このフォロワーが一気に増えたのが、会社が潰れた時です。
「私、社長ではなくなりました」とつぶやいたら、フォロワー数が一気に3000人を超えたのです。私は別にフォロワーを増やすために、つぶやいたわけではありません。世の中へのけじめというか、「報告しておかなくちゃ」という義務感みたいなものだったのです。
Twitterを小まめにやり出したのは、それから約1年後のことです。長い間放置していたので、フォロワー数は2000人弱になっていました。
万のフォロワーがいれば宣伝できる。
でも大事なのは「信用」
境目研究家としてのデビュー。以来、毎日コツコツと、140文字ぴったりで、境目研究を発表しています。フォロワーが1万人を超えるのに、約5年かかりました。さらに3年かかって、今はようやく2万人弱になりました。今ではいろんな告知を、ここでさせてもらっています。でも告知はあくまでもCMです。CMなんて誰も見たくはない。
大事なのはコツコツと、お役に立つ情報を配信すること。それが信用となり、ちょっとだけCMを見てもらえる。発信する情報がつまらなかったり、自慢話だったり、告知が多過ぎたりすると、フォロワー数は目に見えて減っていきます。その関係はとてもシビアなのです。
コツコツと信用を積み重ね、ほんのちょっとだけ宣伝させてもらう。ここにフォロワーさんとの、暗黙の了解があるわけです。
信用という貯金を取り崩してする宣伝。だからフォロワーの多い人たちに、「ちょっと宣伝しといてよ」などと気軽に頼んではいけないのです。
