働き方

会社は今後どんなスキルの人材を採用するか

投稿日:2020年3月2日 / by

<変人・安田の境目コラム>

「コミュニケーション能力」?なんですか、それ

経営者が心しておかないといけないこと。それはスキルの変化です。
時代は変わりました。必要なスキルも変わりました。採用すべき人も変わります。それは一体どんな人なのか。やる気だ、向上心だ、コミュニケーション能力だ。そんな曖昧な言葉で片付けてはいけません。
採用すべき人材に必要なスキル時代はどう変わったのか。人間はどう変わったのか。マーケットはどう変化する?業界はどう変化する?自社はどこへ向かうのだ?きちんと疑問に向き合い、向かうべき方向を明確にする。そうすれば必要なスキル、必要な人材も見えてきます。

業界みんな横並び。そんな時代は終わりました。同業でも提供している価値が正反対。そんなことはザラです。畑違いの業界にライバルが出現。そんなこともザラです。自分の価値は何なのか。それは誰にとっての、どういう価値なのか。それを明確にしないと、生き残っていけないのです。

社員が、経営者が、生き残っていくための資質とは

価値が明確になれば、必要なスキルも明確になります。必要なスキルを持った人とつながる。もしかしたらそれは、社員ではないかもしれません。雇用という壁を超え、管理という常識を超え、新たな価値観で組織を運営する。それが経営者に求められる能力。社員に求める能力が変わる。ということは、経営者に求められる能力も変わる。当然の話なのです。

次世代の経営に欠かせないスキル。それはどのようなものでしょう。私ならこう答えます。

人を惹きつけるコンセプト。
人を惹きつけるコンテンツ。
それを操ることができる能力。
金でも、リーダーシップでもなく、新たな価値で人を巻き込む力。


<プロフィール>安田佳生(ヤスダヨシオ)
yasuda21965年、大阪府生まれ。高校卒業後渡米し、オレゴン州立大学で生物学を専攻。帰国後リクルート社を経て、1990年ワイキューブを設立。著書多数。2006年に刊行した『千円札は拾うな。』は33万部超のベストセラー。新卒採用コンサルティングなどの人材採用関連を主軸に中小企業向けの経営支援事業を手がけたY-CUBE(ワイキューブ) は2007年に売上高約46億円を計上。しかし、2011年3月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請。その後、個人で活動を続けながら、2015年、中小企業に特化したブランディング会社「BFI」を立ち上げる。経営方針は、採用しない・育成しない・管理しない。最新刊「自分を磨く働き方」では、氏が辿り着いた一つの答えとして従来の働き方と180度違う働き方を提唱している。同氏と差しで向き合い、こだわりの店で食事をし、こだわりのバーで酒を飲み、こだわりに経営について相談に乗ってもらえる「こだわりの相談ツアー」は随時募集中(http://brand-farmers.jp/blog/kodawari_tour/)。

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