働き方

社長も社員も「自立」してこそ自由になれる

投稿日:2020年4月13日 / by

<変人・安田の境目コラム>

楽しくない仕事は続けられない!

会社を売りたい。そういう相談が増えてきました。儲からない。飽きた。資金繰りがしんどい。いろんな理由がありますが、いちばん多いのは楽しくないから。

前は社員と仕事をするのが楽しかった。今はストレスの方がはるかに多い。
時代が変わった。ひと言で表現するならそうなります。
社長も自立できることが大事社員がフリーランス化するように、社長だってフリーになりたい。ひとりになって、会社(社員)のための仕事ではなく、本当にやりたいことをやっていきたい。そういう時代なんですよね。

私の場合は会社が無くなったので、意図せずこういう状態になりました。だから楽しかった記憶が多いです。もしあのまま続けていたら、自分も楽しくなくなっていたのだろうか。そんなことをふと考えてしまいます。

「ひとり仕事」が、実は、楽しい

いずれにしても、今の仕事(ひとり仕事)が楽しい、ということだけは確かです。だからそれが伝わるのでしょう。楽しそうでいいですね。自分もひとりでやろうかな。どうやって集客してるの?ちょっと手伝ってよ。みたいな感じで、社長のフリーランス化をお手伝いしています。

じつは社長には2種類のタイプがいます。組織に依存してしまってる社長と、経済的にも、精神的にも、ちゃんと自立している社長と。

依存している社長は、正直しんどいです。社員を管理することが、仕事になってしまっている。こういう人は社員がいないと、ひとりでは生きていけません。社員を養っているようで、実は社員にぶら下がってる社長。

自立している社長は自由です。何でも自分でやる習慣がついている。だから社員がいなくなっても全然平気。自由を謳歌して生きていけます。

会社という時代が終わる時には、社長も社員も自立しなくちゃいけないのです。


<プロフィール>安田佳生(ヤスダヨシオ)
yasuda21965年、大阪府生まれ。高校卒業後渡米し、オレゴン州立大学で生物学を専攻。帰国後リクルート社を経て、1990年ワイキューブを設立。著書多数。2006年に刊行した『千円札は拾うな。』は33万部超のベストセラー。新卒採用コンサルティングなどの人材採用関連を主軸に中小企業向けの経営支援事業を手がけたY-CUBE(ワイキューブ) は2007年に売上高約46億円を計上。しかし、2011年3月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請。その後、個人で活動を続けながら、2015年、中小企業に特化したブランディング会社「BFI」を立ち上げる。経営方針は、採用しない・育成しない・管理しない。最新刊「自分を磨く働き方」では、氏が辿り着いた一つの答えとして従来の働き方と180度違う働き方を提唱している。同氏と差しで向き合い、こだわりの店で食事をし、こだわりのバーで酒を飲み、こだわりに経営について相談に乗ってもらえる「こだわりの相談ツアー」は随時募集中(http://brand-farmers.jp/blog/kodawari_tour/)。

読み物コンテンツ

働き方白書について
仕事相談室について
極楽仕事術について
三者三様について
戦略的転職について
用語集について