
さて、今後「管理職の人」って本当に必要?
<変人・安田の境目コラム>
リモートワークしてみたら結構 一人で仕事できちゃったし…
一時流行った採用あるある。
「あなたは何ができますか?」「はい。部長ができます」というやり取り。
嘘みたいなホントの話。
そもそも部長って何なのでしょう。その下に次長があって、課長があって、係長があって。組織って本当に不思議ですよね。
たとえばものづくりの現場なら、イメージが湧いてきます。ミスなく、怪我なく、サボらなく。不良品を出さないで生産性を高める。そのための現場管理。言われたことを言われた通りに、しっかりとやり遂げてもらう。そのためには管理をする人が必須です。
では他の現場はどうでしょう。営業や集客や商品開発の現場。言われたことを言われた通りにやっても、そんな仕事には価値がないよ。という時代。そういう仕事。そこでは管理職は何をするのか。
とにかく成果を出せ!売れるまで帰ってくるな!広告の費用対効果を上げろ!売れる商品をつくれ!と叱咤激励する。一見、効果があるようにも見えます。でも冷静に考えればそんなことない。叱咤激励されなくても、成果を出す人は出す。叱咤激励されても、成果を出せない人は出せない。当たり前の話です。
成果を出せるかどうかは管理のおかげじゃない?
あなたがプロ野球のオーナーだとして。「打て!」とバッターに指示する。「抑えろ!」とピッチャーに指示する。そんな監督やコーチを雇いますか。それで結果がだせるなら誰も苦労はしません。
本人は成果を出したい。でもどうやったら成果が出るのか分からない。言われた通りにやって成果を出せる世界ではない。自分自身で創意工夫するしかない。それがプロの世界というものです。
ではそんな世界で管理職は何をする?成果が出ない人にキツく詰め寄るのか。成果を出した人を賞賛するのか。そんなことをしても成果は変わりません。それは組織での単なる自己アピール。必要な仕事に見えるけど、どうやら結果には関係ないようだ。その事実がとうとう露呈してしまいました。
管理職しかできない人は、この先どうするか。そろそろ真剣に考えた方がいいでしょう。
