
会社勤めとフリーランスの差がなくなっていく
<変人・安田の境目コラム>
コロナでリモートワークというものに突入したら…
リモートワークで露呈したこと。それはふたつの人種が存在するという事実です。
指示管理しないと、パフォーマンスの下がる人と
指示管理しないほうが、パフォーマンスの上がる人。
この事実は企業経営者に、大きな決断を促すでしょう。それはふたつの経営資源の放棄。人を管理するためのオフィスと、人を管理するためのマネジメント。人は管理しないとサボる。集めて指示管理することによって、無駄なく効率良く仕事をする。それがこれまでの常識。その常識が根底から覆されたのです。
管理しなくてもサボらない人がいる。管理する以上にパフォーマンスが上がる。これは企業にとって、衝撃以外の何物でもありません。雷に打たれたような気づきだったでしょう。だったら何のために、高い交通費を払って通勤させているのだ。何のために、高い家賃を払ってオフィスを確保しているのだ。何のために、高い給料を払って管理職を雇っているのだ。
利益の最大化を目指すのが企業経営者の役割です。当然のことながら、彼らは決断するでしょう。要らないものをなくすことを。
経営者側も、社員側も、「わかってしまったこと」
通勤をなくす。オフィスをなくす。管理をなくす。管理職をなくす。莫大なコスト削減ができる。これをやらないわけがありません。ただしそのためには、人種の選別が必要となります。管理しなくても働く人材。その確保が生命線となるのです。
指示管理が必要なく、通勤も必要なく、勝手にパフォーマンスを上げる人材。ここが最も評価の高いゾーンとなります。ではどうやってその人材を確保するのか。
自分はひとりでも仕事ができると、分かってしまった優秀な人材。自分は管理されない方が働きやすいと、気がついてしまった優秀な人材。彼らを確保するために必要なこと。それは通勤させず、管理せず、結果だけを評価し、高い報酬を払うこと。するとどういうことが起こるのか。
もはやフリーランスになる必要がなくなるのです。
