働き方

人類の進化は情報力の進化(さてあなたは?)

投稿日:2020年8月24日 / by

<変人・安田の境目コラム>

情報を受け継ぎ、蓄積し、共有するから、人間は人間でいられる

人間は、ひとりでは何もできない生き物です。何もできないは言い過ぎだろう。と言いたくなるかもしれませんが、その差が激しすぎるってことです。

人間はひとりでは鉛筆一本つくることができない。よく言われるたとえです。でもその通りですよね。人は組織化してこそ、その真価を発揮するのです。
人間の進化は情報力の進化
自給自足なんて、現実的には不可能です。いやいや俺はできるぞ!と主張する人もいるかもしれない。でもそんなの単なる幻想です。お米を育てたり、鶏を飼ったり、裁縫したり、木を切って家を立てたり。何だってひとりでできるぞ。という人も所詮ひとりではない。

なぜならそれらはすべて、祖先から受け継いだ知恵だから。どの植物が食べられるのか。お米を育てるにはどうしたらいいのか。ゼロから試してたら飢え死にします。そもそも家とは何ぞや。裁縫とは何ぞや。農耕とは何ぞや。養鶏とは何ぞや。すべては先祖の知恵なのです。

で、AIの時代になっても自分は人間でいられるか?と考えてみると…

人間は確かに頭がいいです。他の動物とは脳みそのできが違う。でもそこに情報をインストールしないと、ほとんど役に立たないのです。そう情報こそが組織力の源。先祖の情報や他人の知恵。それをどんどんインストールして、その一歩先を考える。それこそが個人の役割。すべては新領域の開拓のため。

人類全体で情報をストックし、人類全体で情報を共有し、それぞれの分野でその最先端を開拓する。どんどん情報の枠を広げていく。そのためには割り振られている。

一体どちらが主なのでしょう。情報を操る人間でしょうか。それとも人間を操る情報でしょうか。人間のための情報蓄積なのか。情報蓄積のための人間なのか。脳みそというメモリーが、コンピュータのチップに置き換わり、AIが自ら情報域を広げていく。そのとき人間は何をするのでしょう。人の役割は終わるのでしょうか。


<プロフィール>安田佳生(ヤスダヨシオ)
yasuda21965年、大阪府生まれ。高校卒業後渡米し、オレゴン州立大学で生物学を専攻。帰国後リクルート社を経て、1990年ワイキューブを設立。著書多数。2006年に刊行した『千円札は拾うな。』は33万部超のベストセラー。新卒採用コンサルティングなどの人材採用関連を主軸に中小企業向けの経営支援事業を手がけたY-CUBE(ワイキューブ) は2007年に売上高約46億円を計上。しかし、2011年3月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請。その後、個人で活動を続けながら、2015年、中小企業に特化したブランディング会社「BFI」を立ち上げる。経営方針は、採用しない・育成しない・管理しない。最新刊「自分を磨く働き方」では、氏が辿り着いた一つの答えとして従来の働き方と180度違う働き方を提唱している。同氏と差しで向き合い、こだわりの店で食事をし、こだわりのバーで酒を飲み、こだわりに経営について相談に乗ってもらえる「こだわりの相談ツアー」は随時募集中(http://brand-farmers.jp/blog/kodawari_tour/)。

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