
金持ちコンサルと貧乏コンサルの決定的差
<変人・安田の境目コラム>
営業マンを「コンサルタント」と名乗らせる会社も少なくないが
よく間違われるのですが、私はコンサルタントではありません。どこが違うんだと聞かれたら、こう答えるようにしています。
コンサルは答えを教える仕事。
私は一緒に答えを考える仕事。
だから違うんですと。でも分かりにくいですよね。いったい何が違うんだ?と聞かれることもあります。じっさい周りからは、コンサルタントに見えるみたいです。
では本当は何が違うのか。それは私自身がコンサルタントと名乗っていないことです。私はコンサルタントと名乗るのが嫌なのです。
え!マジかよ?と思う人もいることでしょう。じつは人材業界で初めて“採用コンサルタント”を名乗ったのは私たちだからです。当時は営業という肩書をつけるのが常識でした。売っているものが求人広告だったからです。しかし私は採用ノウハウを売ろうとしていました。だからコンサルタントと名乗る必要があったのです。
今では〇〇コンサルタントと名乗る営業マンはたくさんいます。個人でもコンサルタントと名乗る人が、たくさん出てきました。しかしその肩書はかなり微妙です。
「コンサルをしてお金をもらう」という考え方はもはや幻想
コンサルタントと名刺に書いている人。その評価はふたつに分かれます。“凄い人”という評価と、“凄い人だと思われたい人”という評価です。
ではその境目は何か。それは知名度です。テレビでよく見かける。ベストセラーの著者である。誰もが知る実績を残している。そういう人たちは“凄い人”。正直言って知名度はお金で買えます。私もかつて、そこに莫大な投資をしました。だからコンサルでメシが食えたのです。しかしそれを続けるには、知名度への継続投資が必須なのです。
知識やノウハウはお金になる。そう思っているコンサルタントは、間違いなく低収入です。稼ぐコンサルタントは、そんなものを売ってはいません。本を書くのも、テレビに出るのも、ガンガン広告を出すのも、目的は同じです。知名度という商品価値をつくること。
GoogleやYouTubeに勝る知識などないのです。
