
ググるな!手を抜くな!とか言ってゴメンナサイ
<変人・安田の境目コラム>
本当に申し訳ありませんでした。「検索」は必要です。
全国の検索ファンに謝らなければなりません。検索はするな!などという本を書いたことを。
すぐに答えをググってどうする。自分の頭で考えろ。
私はそう言いたかったのですが、もはや時代遅れなのかもしれません。
なぜなら先日、気がついたのです。自分がググっていることに。それは耳かきを探していた時のことです。20年前に手に入れた、とっておきの耳かきがついに壊れてしまったのです。私は耳かきにはうるさいのです。そんじょそこらの耳かきでは我慢できない。私が長年愛用していたのは、有名な耳かき職人が作った代物です。もうその方はなくなっているのです。
なんとかして、私の理想の耳かきと出逢いたい。そこで私がとった行動。それが検索だったのです。Googleさま。すみませんでした。検索はするな!などと、傲慢なことを言って。私が間違っていました。
要は検索の仕方。自分のビジネスの活路も、検索から見えてくる可能性が…
自分の頭で考える。何でもかんでも外に答えを求めない。
これはとてもだいじなことです。
しかし私は検索を軽んじすぎていました。リスティングやSEOという言葉に、私は嫌気が差していたのです。広告はいずれ効かなくなる。SEOは所詮Googleロボットをちょろまかす行為だ。検索でたどり着くのは所詮、安さや便利さを求める顧客だけ。そう思い込んでいました。
しかし違う。私は私の検索によって、その事実に気がついたわけです。どんなに高くてもいい。人生のパートナーと言える耳かきが欲しい。
その衝動によって私はググっていたのです。
究極の耳かき。高価。高級。耳かき職人。手づくり。どんどんキーワードを入力し、ついに私は到達したのです。究極の耳かきに。
検索した人が安いものを求めているとは限らない。究極の品やこだわりの品にこそ検索が必要なのです。私はこれから検索を極めていこうと思います。私の顧客と出会う、私だけの検索ワードを手に入れるために。
