
つくる人と売る人に分かれない新しいコラボの時代
<変人・安田の境目コラム>
これが個の時代の新しいビジネススタイルだ!と考えたのだけど…
朝4時にふと目が覚め、「これだ!」と閃いたのです。それがコラボ。個の時代の新しい商流。いろんな人にこの話をしました。とくに会社の経営メンバー。これからやるスクール事業において、これこそが要になるのだ!と。大いに熱弁を振るったわけです。
しかし伝わらない。何が新しいの?と聞かれる。コラボなんて前からあるじゃない。個人同士の繋がりなんて普通だよ。重要なのは一人ひとりの自立でしょう。
確かにそうです。おっしゃる通りです。大事なのは一人ひとりの自立。でもそれだけでは時代の扉は開かない。本当の意味での個の時代は訪れない。
自立すること。これは大事。しかし、それは、ひとりで仕事を完結することではない。たとえば大工の棟梁は自立してますが、ひとりで家を建てることはできません。
そんなの分かってるよ。と、またしても突っ込まれてしまう。ああ、もどかしい。何と、もどかしいことなのだ。確かにこれまでにもありました。個人で仕事を紹介し合うとか。プロジェクトごとに専門家が集まるとか。だけど違うんですよ。似てるけど違う。そこを分かってほしい。
役割分担をしていてはダメなんです。それでは新しくなれないんです
ひとことで言えばいちご大福なのです。これを生み出そうというのがその1。売り方を考えようというのがその2。それぞれが集客して、それぞれが売り方を考えるのです。和菓子である大福と、くだものであるいちご。これが合体していちご大福となる。これ自体が新しいのですが、問題はその売り方です。
いちご大福は和菓子屋で売ってる。だけどくだもの屋には売ってない。これでは自立したコラボとは言えません。和菓子屋で売るにはどうしたらいい?くだもの屋で売るにはどうしたらいい?それぞれが売り方を考えるのです。つくる人と売る人とに分かれない。卸す人と仕入れる人にも分かれない。一緒に商品をつくり、別々に販売する。これが私の考えるコラボ。
どうですか?伝わりましたか?
