働き方

収穫と種まき。金を得るための貴重な時間の使い方

投稿日:2021年6月14日 / by

<変人・安田の境目コラム>

お金を稼ぐために、時間の使い方を意識している人、どのくらい居ますか?

お金になる仕事をやっている時間。私はこれを収穫時間と呼んでいます。お金にならない仕事の時間。これは種まき時間と呼んでいます。収穫には種まきが必要なのです。

種まきと言っても「種をまいて終わり」というわけではありません。土を耕したり、水をやったり、雑草を抜いたり、温度を調整したり。つまり収穫以外の時間は、ぜんぶ種まき時間ということになります。

金を稼ぐための、時間の使い方
人生にも種まき時間は必要です。学校で勉強をするのも、スポーツで体を鍛えるのも、将来のための種まき時間です。健康な身体も、たくさん稼げる仕事も、幸せなファミリーも、ぜんぶ収穫です。そして収穫には種まきが必要なのです。

当たり前と言えば、当たり前。でも不思議なことに、種まきしない人が多いのです。なぜか刈り取る事ばかり考えて、偶然なっている果実を探すのです。不摂生しながら人間ドックに行くとか。なけなしのお金で宝くじを買うとか。素敵な王子様が現れるのを待つとか。

確かに確率はゼロではありません。竹やぶに1億円が落ちていたことだってあるんですから。大酒飲みでヘビースモーカーでも、健康な人はいますよ。そりゃあ。だけど冷静に考えましょうね。健康でいたいのなら健康の種まき。お金を稼ぎたいなら収入の種まき。幸せなファミリーが望みなら幸せの種まき。これが必要ではないでしょうか。

未来の自分が収穫を得るために、今の自分がすべきことは…

お金になる仕事しかやらない。これで稼ぎが増えるはずがありません。だって増えるための種まきをまったくやっていないのですから。

朝から晩まで一所懸命働いている。なのに稼ぎは増えない。悪いのは搾取してる経営者か?悪いのは無能な政治家か?いえ、悪いのは過去の自分です。種まきをしなかった過去の自分。未来の自分をハッピーにするために。未来の自分をもっと稼がせるために。いま種まきをするのです。

収穫時間は短いほどいい。お金にならない仕事の時間が、未来の豊作をもたらしてくれるのです。


<プロフィール>安田佳生(ヤスダヨシオ)
yasuda21965年、大阪府生まれ。高校卒業後渡米し、オレゴン州立大学で生物学を専攻。帰国後リクルート社を経て、1990年ワイキューブを設立。著書多数。2006年に刊行した『千円札は拾うな。』は33万部超のベストセラー。新卒採用コンサルティングなどの人材採用関連を主軸に中小企業向けの経営支援事業を手がけたY-CUBE(ワイキューブ) は2007年に売上高約46億円を計上。しかし、2011年3月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請。その後、個人で活動を続けながら、2015年、中小企業に特化したブランディング会社「BFI」を立ち上げる。経営方針は、採用しない・育成しない・管理しない。最新刊「自分を磨く働き方」では、氏が辿り着いた一つの答えとして従来の働き方と180度違う働き方を提唱している。同氏と差しで向き合い、こだわりの店で食事をし、こだわりのバーで酒を飲み、こだわりに経営について相談に乗ってもらえる「こだわりの相談ツアー」は随時募集中(http://brand-farmers.jp/blog/kodawari_tour/)。

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