
金はないが時間はある人間、が勝ち組になる時代?
<変人・安田の境目コラム>
お金がなくて悩む時代から、時間がないのが悩みになる時代に変わりつつある
私には観たい映画がたくさんあります。読みたい小説も山ほどあります。だけどこれができないのです。なぜなら時間がないから。そんなに忙しいの?働きすぎじゃないの?たまには休まなくちゃいけないよ、と言われてしまいそうです。
でも安心してください。そんなに働いていませんから。だったらなぜそんなに忙しいのか。それはやることが沢山あるからです。
たとえばYahooニュースを見る時間。藤井聡太くんは勝ったのか。大谷くんは今日もホームランを打ったのか。東京オリンピックの国民感情はどうなのか。そんなことはどうだっていい?いやいや大事なことですよ。
もちろん他にも大事なことはあります。たとえばTwitterやFacebookに投稿するとか、投稿をチェックするとか。YouTube収録の準備もやらなくちゃいけない。メルマガも確認しておかないと。そういえばメールチェックがまだだった。そうこうしているうちにzoomの時間が始まる。こっちも準備しておかないと。
もちろん食事の時間やシャワーの時間、そして家族との団欒の時間も必要です。そういえば子供の乳歯が赤かったな。ネットで情報検索しておかないと。おお!このおもちゃ買ってあげたい。気がつけば子供のおもちゃを調べてる。
ああダメだ。そろそろ仕事しないと。藤井くんは勝ったみたいだし。大谷くんはスランプみたいだ… いやいや、こんなこと考えてる場合じゃない。
とにかく毎日忙しいというか時間がない。これは私だけじゃないはず。とにかく現代人は忙しいのです。ネットとスマホが普及したおかげで。
マンガがタダで読めてしまう。映画もタダで観れてしまう。ゲームだってタダで遊べる。お金がかからない娯楽は山ほどある。だけど時間がない。
誰もが時間がない世の中では、時間をもっている人が一人勝ち!?
現代社会では時間を持つものこそが最強なのです。遊ばせてもらう、読ませてもらう、はもう古い。読んでやる、観てやる、遊んでやる、が当たり前。
何かを教える?もう古いですよ。これからは習ってあげるという仕事。娯楽を提供する?そんなのはレッドオーシャン。これからは娯楽を利用してあげるという仕事。それが儲かる時代なのです。
※「お金と時間の逆転」という現象について、安田氏が詳しく語っているこちらの動画もどうぞご覧ください。
