働き方

二兎を追って二兎を得るための、ちょっとしたコツ

投稿日:2021年8月30日 / by

<変人・安田の境目コラム>

コトワザでは「それはできない、するな」ということになっているが…

「二兎を追うものは一兎をも得ず」と言われたら、
「二兎を追うものだけが二兎を得る」と反論したくなります。

「走りながら考えろ」と言われたら、
「走りながら考えることなんて出来ない」と反論したくなります。

要するに私はへそ曲がりなのです。だけど私なりの理屈もあります。私は「こうだ!」と決めつけられることや、頭がガチガチに固まって人を見ると、どうしても反論したくなるのです。

二兎を追う者が二兎を得る
たとえば神様はいるのか。イエス・キリストは神の子なのか。この質問に100%イエスと答える人も、100%ノーと答える人も、私は苦手です。どちらにも反論したくなる。どっちなんだよ?と言われそうですけど。だけど分からないじゃないですか。真実がどうかなんてことは。

私はキリスト教徒ではありませんし、どちらかというと無神論者に近いです。だけど神様はいるかもしれないと思います。イエスは神の子かもしれないと思います。だってそうでしょう。神様が何なのすら分からないのですから。

地球は宇宙に浮かんだ天体です。だけど私たちは宇宙のことを1%も知りません。だったら神様がいたっておかしくない。大事なのは決めつけないことです。人は走りながら考えることもできるし、走りながら考えてはいけないこともある。二兎を同時に追いかけることもできるし、二兎を同時に追いかけてはならない時もある。

人間の体はひとつ。脳みそもひとつ。同時にふたつのことはできないし、ふたつのことを考えることもできない。だけど現実問題として、いろんなことをこなさないといけない。仕事も子育ても、食事も運動も、生きていくには全部必要なのです。

「同時にふたつに集中」はできないが「集中対象を時間ごとに切り替える」はできる

じゃあ、どうしたらいいのか。今この瞬間は目の前のことに集中する。過去への後悔や、未来への不安は、いったん、ぜんぶ忘れること。

食べている時に痩せることは考えない。ただただ目の前の食事を楽しむ。
子供と遊んでいるときに仕事の心配はしない。ただただ子供とのひと時を楽しむ。
先人が言いたかったのは、こういうことではないでしょうか。


<プロフィール>安田佳生(ヤスダヨシオ)
yasuda21965年、大阪府生まれ。高校卒業後渡米し、オレゴン州立大学で生物学を専攻。帰国後リクルート社を経て、1990年ワイキューブを設立。著書多数。2006年に刊行した『千円札は拾うな。』は33万部超のベストセラー。新卒採用コンサルティングなどの人材採用関連を主軸に中小企業向けの経営支援事業を手がけたY-CUBE(ワイキューブ) は2007年に売上高約46億円を計上。しかし、2011年3月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請。その後、個人で活動を続けながら、2015年、中小企業に特化したブランディング会社「BFI」を立ち上げる。経営方針は、採用しない・育成しない・管理しない。最新刊「自分を磨く働き方」では、氏が辿り着いた一つの答えとして従来の働き方と180度違う働き方を提唱している。同氏と差しで向き合い、こだわりの店で食事をし、こだわりのバーで酒を飲み、こだわりに経営について相談に乗ってもらえる「こだわりの相談ツアー」は随時募集中(http://brand-farmers.jp/blog/kodawari_tour/)。

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