働き方

余計なことは、必ずしも無駄なことではないと思え

投稿日:2021年9月13日 / by

<変人・安田の境目コラム>

振り返れば、人生は「必須でないもの」「余計なもの」ばかりであふれてる

これまで人生でやってきたこと。ぜんぶ思い出してみてください。
これまで人生で買ったもの。ぜんぶ目の前に並べてみてください。

もちろん無理だと分かっています。そんなの覚えているわけがない。だけどもしそれが可能だとしたら、どういう感想を持つでしょう。今までやってきたことを全て、映像として見せられる。今まで買ってきたもの全てを、目の前に並べられる。そこには懐かしい思い出も、辛く悲しい思い出もあることでしょう。並べられた映像や、並べられた品物は、私の人生そのものです。

余計なことは無駄なこととは違う
当然のことながら、映像や品物は人によって全然違います。別の人間の人生なのだから当たり前です。だけど共通していることもあります。

それは覚えていないこと。そこに並べられたほとんどの体験、ほとんどの買い物を、私たちは思い出すことが出来ません。いわゆるエキストラです。映画なら通行人のような存在。ないと映画にはならないけど、これといった存在感もない。人生や映画は、そういうエキストラで満ち溢れているのです。

余計なコト、余計なモノの方が大事だったりするかもしれない

何度人生をやり直しても、必ずそれをやりたい。必ずそれを買いたい。そんなものは数少ないはずです。生きていくために不可欠ではない。振り返ってみればそんなに重要でもない。だけどその時には必要だった。どうしてもやってみたかった。どうしても手に入れたかった。人生とは余計なことの集合体です。

どんなに偉い人も、どんな有名人も、余計なことばかりやっているのです。なぜならそれが人生の本質だから。世界70億人がその人生で体験するコト。世界70億人がその人生で買うモノ。それは余計なコトやモノばかり。つまり余計なモノやコトが、最大のマーケットだということ。

そろそろ認めましょう。無駄なく、安く、早く、などというビジネスは、人間社会のマイノリティーだということを。


<プロフィール>安田佳生(ヤスダヨシオ)
yasuda21965年、大阪府生まれ。高校卒業後渡米し、オレゴン州立大学で生物学を専攻。帰国後リクルート社を経て、1990年ワイキューブを設立。著書多数。2006年に刊行した『千円札は拾うな。』は33万部超のベストセラー。新卒採用コンサルティングなどの人材採用関連を主軸に中小企業向けの経営支援事業を手がけたY-CUBE(ワイキューブ) は2007年に売上高約46億円を計上。しかし、2011年3月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請。その後、個人で活動を続けながら、2015年、中小企業に特化したブランディング会社「BFI」を立ち上げる。経営方針は、採用しない・育成しない・管理しない。最新刊「自分を磨く働き方」では、氏が辿り着いた一つの答えとして従来の働き方と180度違う働き方を提唱している。同氏と差しで向き合い、こだわりの店で食事をし、こだわりのバーで酒を飲み、こだわりに経営について相談に乗ってもらえる「こだわりの相談ツアー」は随時募集中(http://brand-farmers.jp/blog/kodawari_tour/)。

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