働き方

あなたも「間が耐えられない現代人」のひとりか?

投稿日:2021年9月20日 / by

<変人・安田の境目コラム>

人のコミュニケーションに「間」は欠かせないものと思っていたけど…

お笑いに間は欠かせません。講演にも、人との会話にも、間は不可欠なものなのです。

間がない人は間抜けだと、昔はよく言われたものです。私はことさら間というものを重視するようにしています。なぜなら私が提供する商品やサービスは、付加価値を売り物にするものだからです。

無駄なく、早く、安くではなく、余計なことを、遅く、高く。効率を重視した先には、私の存在価値は無くなってしまうのです。

間に耐えられない時代
効率の真逆にあるもの。それが間です。間とは余白です。何もない時間や空間。それが生み出す余計なもの。講演も、ポッドキャストも、メルマガやTwitterでさえも、私は間を意識しています。それが自分の価値であると、理解しているからです。

しかし、そんな私でさえも、間を取り除いたものがあります。しかもクリエイティブが要求されるもの。それがYouTube動画です。

テレビにあってYouTubeにはないもの。ポッドキャストには必要で、YouTubeにはあってはならないもの。それが間なのです。

間なしは間抜け。ではなく、間ありは間抜け。これがYouTubeのルール。なぜならYouTube視聴者は、間に耐えられないからです。

時間がないわけではない。でも「間」はどうしても受け入れられない

なぜ映画やドラマを早送りで見るのか。私にはそれが理解できませんでした。それほどまでに時間がないのか。いや違います。間が耐えられないのです。

間だけを完璧に取り除いてくれる、ジャンプカット専用アプリがあります。それを使うと普通の動画が、まるで早送りした動画のようになるのです。早送りしたかのような、ストレスのない動画。それが間のない動画なのです。

間=考える時間ではありません。
間=耐えられない時間、すなわち離脱なのです。

間を売り物にする私でも、間をカットするコミュニケーションが不可欠となる。今はそういう時代なのです。


<プロフィール>安田佳生(ヤスダヨシオ)
yasuda21965年、大阪府生まれ。高校卒業後渡米し、オレゴン州立大学で生物学を専攻。帰国後リクルート社を経て、1990年ワイキューブを設立。著書多数。2006年に刊行した『千円札は拾うな。』は33万部超のベストセラー。新卒採用コンサルティングなどの人材採用関連を主軸に中小企業向けの経営支援事業を手がけたY-CUBE(ワイキューブ) は2007年に売上高約46億円を計上。しかし、2011年3月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請。その後、個人で活動を続けながら、2015年、中小企業に特化したブランディング会社「BFI」を立ち上げる。経営方針は、採用しない・育成しない・管理しない。最新刊「自分を磨く働き方」では、氏が辿り着いた一つの答えとして従来の働き方と180度違う働き方を提唱している。同氏と差しで向き合い、こだわりの店で食事をし、こだわりのバーで酒を飲み、こだわりに経営について相談に乗ってもらえる「こだわりの相談ツアー」は随時募集中(http://brand-farmers.jp/blog/kodawari_tour/)。

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