働き方

「集客」に困っている人が本気で考えるべき大事な点

投稿日:2021年12月27日 / by

<変人・安田の境目コラム>

なぜ売れない?なぜ客が集まらない?みなさん、ぜったい悩んでますよね

商品をつくること自体は誰にでもできます。問題はその商品が売れるかどうか。みんなここで苦労するわけです。

たとえば喫茶店をやりたい人。自分の陶芸作品を売りたい人。誰かのお悩み相談に乗りたい人。みんな商品は持っているのです。ただ集客に困っているだけ。商品は持っているのに、買ってくれる人がいない。それは一体どうしてなのでしょうか。

集客の悩みの解決法
集客力が弱いから。言ってしまえばそういうことです。
ではどうやったら、集客力は高まるのでしょうか。マーケティングを勉強するべきか。広告にお金をかけるべきか。まずは自ら営業すべきか。どれも間違ってはいません。

だけどまずやるべきは商品開発です。いやいや商品はあるんだよ。あるけど売れないから困ってるんだよ。そういう声が聞こえてきそうです。商品はある。だけど売れない。ここを分解するとどうなるのか。商品の魅力が足りない。魅力はあるのに伝わっていない。存在自体が知られていない。これは言い換えるなら、商品の目詰まりです。本来流れていく商品が、どこかで止まっている状態。ここを改善することが集客への第一歩なのです。

集客強化のために「改善すべきこと」を、多くの人が勘違いしている

商品の目詰まりポイントは、大きく分けて3つです。
1.商品の中
2.顧客の中
3.商品と顧客の間

多くの人は売れない理由を3だと考え、営業強化や広告費の拡大という手を打ちます。もちろん間違ってはいません。ただその前にやるべきことがあるのです。それは商品の中にある目詰まりと、顧客の中にある目詰まりをなくすこと。すなわち1と2への対策です。

誰にとってのどんな魅力がある商品なのか。
誰のどんな課題を解決してくれる商品なのか。

このロジックを徹底的につくり込むこと。それを分かりやすく商品(ページ)に埋め込むこと。すると商品はターゲットに見つけやすくなり、手に取った顧客はその商品が欲しくなる。この作業を商品開発と呼ぶのです。


<プロフィール>安田佳生(ヤスダヨシオ)
yasuda21965年、大阪府生まれ。高校卒業後渡米し、オレゴン州立大学で生物学を専攻。帰国後リクルート社を経て、1990年ワイキューブを設立。著書多数。2006年に刊行した『千円札は拾うな。』は33万部超のベストセラー。新卒採用コンサルティングなどの人材採用関連を主軸に中小企業向けの経営支援事業を手がけたY-CUBE(ワイキューブ) は2007年に売上高約46億円を計上。しかし、2011年3月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請。その後、個人で活動を続けながら、2015年、中小企業に特化したブランディング会社「BFI」を立ち上げる。経営方針は、採用しない・育成しない・管理しない。最新刊「自分を磨く働き方」では、氏が辿り着いた一つの答えとして従来の働き方と180度違う働き方を提唱している。同氏と差しで向き合い、こだわりの店で食事をし、こだわりのバーで酒を飲み、こだわりに経営について相談に乗ってもらえる「こだわりの相談ツアー」は随時募集中(http://brand-farmers.jp/blog/kodawari_tour/)。

読み物コンテンツ

働き方白書について
仕事相談室について
極楽仕事術について
三者三様について
戦略的転職について
用語集について