
「営業しなくても商品が売れていく営業」のコツとは
<変人・安田の境目コラム>
どうも営業が苦手でうまくできない…という人にこそ知ってほしいこと
営業上手な商品。経営者はこれを、手に入れなくてはなりません。どんなに良い商品も、営業しなくては売れないからです。売るのは営業マンの仕事ではないのか。そう考えるのも無理はありません。
確かにこれまでは営業マンの仕事でした。今はそれが大きく変わりつつあります。まず営業の定義が変わったこと。仲良くなって「お前のところから買ってやるよ」がなかなか通用しない。顧客にはそんな余裕がないし、営業されることが嫌いな人も増えました。
とは言え、何もしないと商品は売れません。だから経営者は考えなくてはならないのです。営業力のある商品というものを。では営業上手な商品とは、どのような商品なのでしょう。
まず考えるべきこと。それは商品とは何か?ということです。今や商品は単なるプロダクトではないのです。もちろん単なるサービスでもありません。それは誰の、どのような課題を、解決してくれる商品なのか。ここを考えることが、商品開発のスタートです。
〇〇という課題を持った人を、〇〇という方法で解決してあげる。これが商品開発の基本。良い商品とはそのロジックが練り込まれた商品なのです。ではどこに、どのように、そのロジックを練り込めばいいのか。ネーミング、キャッチコピー、商品説明文、イラスト、動画、などなど。つまり顧客との接点に埋め込むのです。
とは言え、単にメリットを埋め込んでも、商品は売れません。そこには人間心理を理解した、販売戦略の立案が不可欠なのです。
お客さんは商品を買いたいのではない。自分の悩みを解決したいだけ、と考える
まずはターゲットの絞り込み。それはどういう悩み(課題)を持った人が、欲しくなる商品なのか。そこをとことん考える。
次にターゲットが見つけやすくする作業。ネーミングやキャッチコピーは重要です。そして足を止めてくれた人たちが、「これは自分が探していた商品かも」と感じてもらうためのストーリーづくり。
これはトップ営業マンが現場で行ってきたプロセスです。営業上手な商品とは、顧客に寄り添って、顧客の心に語りかける商品なのです。
