
子供はどうしたら欲しいものを親に買ってもらえるか
<変人・安田の境目コラム>
子供がゴロンゴロンするのは「自分の要求を通す」ためだが…
お菓子売り場の前で、ヤダヤダヤダ、買ってくれなきゃヤダ!とゴロンゴロン転がりながら、泣き叫ぶ子供。親は大変ですよね。恥ずかしいったら、ありゃしない。わかった、わかった。買ってあげるから、もうゴロンゴロンするのはやめなさい。
そうやってシメシメと、お菓子を買ってもらう自分。子供はそれをイメージしているのでしょう。でも残念ながらそんな未来は起こりません。親はそれほどバカではないからです。
ここでお菓子を買ったらどうなるか。きっとまた次もこの子は同じことする。賢い親ならそう思いますよね。じっさい私はこのゴロンゴロン作戦で、成果をあげた子供を見たことがないです。つまり作戦失敗なわけです。まあ子供ですから。こういう体当たり作戦しか思いつかない。そこは笑って見過ごしてあげましょう。人はこうやって成長していくのです。
しかし、です。これを大人がやってたら、みなさんどう思いますか。ヤダヤダヤダ、買ってくれなきゃヤダ!もっとお小遣いくれなきゃヤダ!とゴロンゴロンしてたら。なんと大人気ない。そう思いますよね。
だけど現実こういう人がたくさんいるわけですよ。景気が悪いとか。給料が上がらないとか。正規雇用されないとか。大きい声をあげながら、ゴロンゴロンする大人たちが。
要求を飲んでほしいなら、飲んでもらえるロジックを考える。頭を使わなくては
子供じゃないんですから。ゴロンゴロンしたって、大きい声を出したって、誰も買ってくれないし、お小遣いなんてくれないんです。本当にお菓子を手に入れたいなら、しっかり考えなくちゃいけない。どうやったら親は、「私にお菓子を買いたくなるのか」ってことを。
親にお菓子を買ってもらうのも、お客さんに商品を買ってもらうのも、会社に雇ってもらうのも、給料をたくさん払ってもらうのも、ぜ~んぶ同じなんですよ。
※人はどうしたらモノを買いたくなるのか。どうしたら「買ってほしい」と願う側の要望を飲ませることができるようになるのか。といったことについて、安田氏がこちらの動画で詳しく語っています。よろしかったら併せてご覧ください。
