
完全無欠なモテ男はこの世に存在してはならない論
<変人・安田の境目コラム>
あなたはモテる人ですか、あるいは、モテずにひがむ側の人ですか
私は気づくのが遅すぎました。この世には完璧なモテ男などいないのだということに。いえいえ、決して私の妬みではありません。完全無欠なるモテ男など、この世に存在してはならない、もとい、存在しないのであります。
色男、金と力は無かりけり。などと言いますけど、金も力もあったほうがいいに決まってる。では金も力もある色男は最強なのか。いえ、そんなことはありません。
だって頭がすっごく悪いかもしれない。
話がすっごくつまらないかもしれない。
性格がすっごく歪んでるかもしれない。
美的センスがすっごく変かもしれない。
何度も言いますけど、決して私のひがみではありません。この世に完璧なモテ男などいないのです。仮に、あらゆる条件を満たす男が現れたとしましょう。キリストや大谷翔平だって生まれたのですから、完璧なモテ男が誕生しても不思議ではない。
その場合、世界中のありとあらゆる女性は、この男を好きになるのか。いや、ならない。なって欲しくない。なるわけがないのです。
人の好みというものは様々です。なぜこんな美人がこんな男と……というシーンを何度見てきたことか。悔しいですがこの美人にとって、その男は魅力的なんですよね。
「自分はこうだ」と決めつけた時点で、人は転落しはじめる
つまり私が言いたいのは、こういうことです。
この世には100%のモテ男はいない。0%のモテ男もいない。あるのはその中間だけ。すべての男たちは、グレーゾーンの中でもがいているのです。もっとモテたい。なぜ俺はモテないんだと。
重要なのは自分を固定しないことです。俺はモテ男だとか。俺はモテない男だとか。固定した途端に男はモテない道を辿るのです。
すべての男はモテゾーンの中で動いている。これが正しい認識です。そして重要なのは動くべき方向なのです。少しでもモテ度が上がるように、正しい方角に向けて一歩ずつ前進する。モテる男は努力によって作られるのです。
※安田氏のこの「モテない男理論」は、実は「売れる商品と売れない商品の違い」というマーケティング論につながっています。詳しくは安田氏のこちらの別コラム、もしくはこちらの動画をご参照ください。
