働き方

完全無欠なモテ男はこの世に存在してはならない論

投稿日:2022年1月24日 / by

<変人・安田の境目コラム>

あなたはモテる人ですか、あるいは、モテずにひがむ側の人ですか

私は気づくのが遅すぎました。この世には完璧なモテ男などいないのだということに。いえいえ、決して私の妬みではありません。完全無欠なるモテ男など、この世に存在してはならない、もとい、存在しないのであります。

完全無欠なモテ男は存在しない
色男、金と力は無かりけり。などと言いますけど、金も力もあったほうがいいに決まってる。では金も力もある色男は最強なのか。いえ、そんなことはありません。

だって頭がすっごく悪いかもしれない。
話がすっごくつまらないかもしれない。
性格がすっごく歪んでるかもしれない。
美的センスがすっごく変かもしれない。

何度も言いますけど、決して私のひがみではありません。この世に完璧なモテ男などいないのです。仮に、あらゆる条件を満たす男が現れたとしましょう。キリストや大谷翔平だって生まれたのですから、完璧なモテ男が誕生しても不思議ではない。

その場合、世界中のありとあらゆる女性は、この男を好きになるのか。いや、ならないなって欲しくないなるわけがないのです。

人の好みというものは様々です。なぜこんな美人がこんな男と……というシーンを何度見てきたことか。悔しいですがこの美人にとって、その男は魅力的なんですよね。

「自分はこうだ」と決めつけた時点で、人は転落しはじめる

つまり私が言いたいのは、こういうことです。

この世には100%のモテ男はいない。0%のモテ男もいない。あるのはその中間だけ。すべての男たちは、グレーゾーンの中でもがいているのです。もっとモテたい。なぜ俺はモテないんだと。

重要なのは自分を固定しないことです。俺はモテ男だとか。俺はモテない男だとか。固定した途端に男はモテない道を辿るのです。

すべての男はモテゾーンの中で動いている。これが正しい認識です。そして重要なのは動くべき方向なのです。少しでもモテ度が上がるように、正しい方角に向けて一歩ずつ前進する。モテる男は努力によって作られるのです。

※安田氏のこの「モテない男理論」は、実は「売れる商品と売れない商品の違い」というマーケティング論につながっています。詳しくは安田氏のこちらの別コラム、もしくはこちらの動画をご参照ください。


<プロフィール>安田佳生(ヤスダヨシオ)
yasuda21965年、大阪府生まれ。高校卒業後渡米し、オレゴン州立大学で生物学を専攻。帰国後リクルート社を経て、1990年ワイキューブを設立。著書多数。2006年に刊行した『千円札は拾うな。』は33万部超のベストセラー。新卒採用コンサルティングなどの人材採用関連を主軸に中小企業向けの経営支援事業を手がけたY-CUBE(ワイキューブ) は2007年に売上高約46億円を計上。しかし、2011年3月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請。その後、個人で活動を続けながら、2015年、中小企業に特化したブランディング会社「BFI」を立ち上げる。経営方針は、採用しない・育成しない・管理しない。最新刊「自分を磨く働き方」では、氏が辿り着いた一つの答えとして従来の働き方と180度違う働き方を提唱している。同氏と差しで向き合い、こだわりの店で食事をし、こだわりのバーで酒を飲み、こだわりに経営について相談に乗ってもらえる「こだわりの相談ツアー」は随時募集中(http://brand-farmers.jp/blog/kodawari_tour/)。

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