働き方

よく売れる商品を生み出すための「企画書」の作り方

投稿日:2022年1月31日 / by

<変人・安田の境目コラム>

よく売れる商品の企画書。それは「人が面白いと感じる企画書」に他ならない

商品開発とは何か。それは企画書を作ることです。提案した相手をアッと驚かせる。面白い!と唸らせる企画書。それが商品開発のゼロイチなのです。

最初に唸らせるべきは誰か。それは自分自身です。自分で作ったことを忘れて、自分自身に提案してみるのです。これは面白い!参りました。ワクワクする。ぜひやってみたい!そういう感情が沸き起こるかどうか。

自分に甘い採点は良くないですが、特に厳しい審査員になる必要もありません。純粋に面白い!と感じるかどうか。ここがとても重要なのです。

売れる商品開発のための企画書の作り方
自分が面白ければそれでいい。私はそう考えています。なぜなら自分が面白いと思うもの以外は、作りようがないからです。

ではその結果がつまらない場合はどうしたらいいのか。これはもう磨くしかありません。どんどん面白いものに触れ、自分の“面白い感性”を磨くのです。自分の感性を磨き、自分が面白いと思うものを作り、自分が欲しいと思うものを売る。これがビジネスの基本です。

それがいちばん簡単だからです。

その企画書は、まず「タイトル」と「目次」から考え始める

そしてスタートは企画書。私の場合はタイトル目次です。まず頭を真っ白にして、必要な情報だけを放り込む。そして目を閉じる。情報と情報が合わさって、ぐちゃぐちゃになって、またそれが解けていって、どこかで何かが引っかかる。その引っ掛かりがアイデアの起点となります。

もしも、こんなことができたら。もしも、こんなことが起こったら。これは面白いかもなあ。作戦名を考えるとしたら何だろう。〇〇大作戦。うん、これは面白いかも。

こうやってタイトルの土台を考えます。

次に考えるのが目次です。目次とは作戦の計画書のようなもの。〇〇計画。起こりうる〇〇障害。障害を越える3つの〇〇。という感じで作戦のストーリーを練ります。
私の新商品はこうやってできているのです。

※安田氏の「企画書の作り方」について、こちらの別コラムで詳しく説明されています。よろしかったらご参照ください。


<プロフィール>安田佳生(ヤスダヨシオ)
yasuda21965年、大阪府生まれ。高校卒業後渡米し、オレゴン州立大学で生物学を専攻。帰国後リクルート社を経て、1990年ワイキューブを設立。著書多数。2006年に刊行した『千円札は拾うな。』は33万部超のベストセラー。新卒採用コンサルティングなどの人材採用関連を主軸に中小企業向けの経営支援事業を手がけたY-CUBE(ワイキューブ) は2007年に売上高約46億円を計上。しかし、2011年3月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請。その後、個人で活動を続けながら、2015年、中小企業に特化したブランディング会社「BFI」を立ち上げる。経営方針は、採用しない・育成しない・管理しない。最新刊「自分を磨く働き方」では、氏が辿り着いた一つの答えとして従来の働き方と180度違う働き方を提唱している。同氏と差しで向き合い、こだわりの店で食事をし、こだわりのバーで酒を飲み、こだわりに経営について相談に乗ってもらえる「こだわりの相談ツアー」は随時募集中(http://brand-farmers.jp/blog/kodawari_tour/)。

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